更新日:2021年1月5日

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果樹専攻

かながわ農業アカデミー 果樹コースの案内です。

  • 県内で栽培されているナシ、ブドウ、カキ、ウメ、ブルーベリーや、県西部で多く栽培されているキウイフルーツや柑橘類を栽培しています。
  • 果樹は1年に1回しか収穫がない永年作物なので、適期に適切な栽培管理を行うことが大切です。
  • 当コースでは、時期、作目や品種にあわせた管理作業の目的と要点を説明し、実際に行うことで理解を深めるように実習を進めています。
  • 基本的な技術の習得を中心として、新技術についても実践しています。

 

学習内容

整枝剪定について

果樹栽培では毎年きちんと一定量、一定の品質の果実を収穫するために、枝を切る「剪定」という管理作業があります。

剪定の基本は作目が異なっていても共通です。その基本を理解し、様々な果樹の剪定が出来る技術の習得を目標にしています。

実習では標準的な仕立て方の他、ナシでは新しい樹形である「樹体ジョイント仕立て法」で新品種の「香麗」「なつみず」の栽培、ブドウでは短梢剪定により「シャインマスカット」他の栽培を行っており、最新の剪定技術も学ぶことが出来ます。

剪定1剪定2

着果管理について

果樹栽培では、樹勢を維持しつつ高品質な果実生産を行うことが重要です。

そのためには、無駄な栄養を使わせず、確実に実をならせる「着果管理」が必要になります。

実習では着果管理技術として、摘蕾、摘花、受粉、摘果について、ナシ、キウイフルーツ、ブドウを中心に学びます。

受粉は従来の手法とあわせ、液体を使った「溶液受粉」による方法を行っています。

摘果では実際に1樹の着果数を数え、適正着果量にしています。

ブドウの摘粒1ブドウの摘粒2

受粉1受粉2

新梢管理について

新梢管理は今年の樹体維持や果実品質向上のためだけではなく、次年度以降にも大きく影響する管理作業です。

実習では作目や品種にあわせ、新梢誘引や夏季剪定などの管理方法を学びます。

新梢管理1新梢管理2

収穫、出荷調整、販売について

果実は適期に収穫を行わないと、本来の品質を発揮することが出来ません。そして適期を判断することは意外に難しいものです。

実習では着色などから熟度を知り、適期を判断する経験を積んでいきます。

収穫した果実は、出荷調製をし、販売します。

ブルーベリーの収穫ウメの収穫1

ウメの収穫2ウメ

その他果樹専攻で学ぶこと

  • 果樹の病害虫とその防除(農薬含む)について
  • 果樹園の土壌管理について
  • ブドウの無核処理等の植物成長調整剤の作用と使用方法について
  • 新品種、新技術について
  • スピードスプレーヤー、ラビットモアー等、果樹で使用する農機具の使い方について
  • 県内の優れた果樹生産者や県研究機関への視察

ジベレリン処理袋かけ

施設概要

ブドウ圃場写真
ブドウ圃場

ナシ圃場写真
ナシ圃場

 

 

 

 

 

 

 

 

キウイ圃場写真
キウイ圃場

 

 

 

 

主な栽培作物

  • ナシ(幸水、豊水、筑水、秀玉、新星、新高、あきづき、香麗、なつみず)
  • ブドウ(藤稔、デラウェア、ブラックビート、シャインマスカット)
  • キウイフルーツ(香緑、ヘイワード、レインボーレッド)
  • ウメ(白加賀、南高、梅郷)
  • カキ(太秋、富有、次郎)
  • カンキツ

プロジェクト紹介

  • キウイフルーツの溶液授粉について
  • ナシのGAペースト処理について
  • ナシの予備枝作成方法について
  • ブドウのフルメット処理について

卒業論文のテーマ

  • 5年後の我が家の経営改善
  • 新規就農を目指して

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