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更新日:2022年5月31日

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労働相談件数は4年連続で1万2千件超
—令和3年度の神奈川県の労働相談の概況—

2022年05月31日
記者発表資料

県では、職場で起こる様々なトラブル等について、働く人たちや使用者からの労働相談に応じています。このたび、令和3年度の概況を取りまとめましたので、お知らせします。

  • 相談件数は12,792件で、前年度(12,480件)と比べて2.5%増加した。
  • 街頭労働相談会が概ね計画通り実施できたことにより、街頭での相談件数は前年度の1,363件から2,599件(90.7%増加)となった。(前年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、約4割の会場で中止した。)
  • 12,792件のうち、新型コロナウイルス感染症関連の相談件数は1,277件で、前年度(2,922件)と比べて、56.3%減少した。

1 相談件数の状況

相談件数は12,792件で、前年度と比べて312件、2.5%増加したが、近年は1万2千件前後で推移している。(別紙 図1)
労使別では、労働者からの相談は10,552件(前年度比0.9%減)、使用者からの相談は801件(同12.2%減)で、労働者からの相談が82.5%を占めた。
男女別では、女性からの相談は7,313件(前年度比1.5%増)、構成比57.2%、男性からの相談は5,479件(同3.8%増)、構成比42.8%で、平成24年度以降10年連続で、女性からの相談が男性を上回った。(別紙 図2)
正規・非正規雇用労働者別では、正規雇用労働者からの相談は5,903件(前年度比2.8%増)、非正規雇用労働者からの相談は4,649件(同5.3%減)となった。(別紙 図3)

2 相談内容の状況

相談件数を内容別に分類・整理すると総数は20,696件(注記)で、前年度と比べて499件、2.5%増加した。そのうち「解雇・雇止め・退職」(労働契約の終了)(3,158件)、「職場の人間関係」(2,611件)、「賃金」(2,289件)、が上位3項目で、全体の38.9%を占めた。(別紙 表1)
(注記)1件の相談で、複数項目にわたる相談があるため1の相談件数を上回る。
新型コロナウイルス感染症関連の相談件数は1,277件で、労働者の相談項目の上位3項目は、「休業」(436件)、「解雇・雇止め」(83件)、「安全衛生」(82件)となり、全体の47.1%を占めた。(別紙 参考)

3 あっせん指導の状況

労働相談のうち、当事者間で自主的解決が困難な事例に対し、当事者からの要請を受けて「あっせん指導」を行った事案は67件で、主な内容は、「解雇・退職」に関するものが27件(構成比40.3%)、次いで「賃金」に関するものが8件(同11.9%)であった。(別紙)

問合せ先

神奈川県かながわ労働センター
所長 青木
電話 045-633-5407
労働相談課長 安藤
電話 同上

神奈川県産業労働局労働部雇用労政課
課長 岡田
電話 045-210-5730

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