更新日:2024年2月15日
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かながわ消防フェアシンポジウム「消防団は、大規模災害にどう備えるべきか」の開催しました
神奈川県では、南海トラフ地震、首都直下地震などの大規模地震の発生が危惧されており、ひとたびこのような大地震が起これば、住宅の倒壊、津波、火災等による甚大な被害が想定されます。
そこで、県内消防団員等が、東日本大震災の教訓を学び、今後の消防団活動に役立てるため、東日本大震災の被災地消防団員の皆様をお招きし、「消防団は、大規模災害にどう備えるべきか」をテーマにシンポジウムを開催しました。
当日は、県内消防団員、市町村消防職員等約200人が参加し、第一部の事例発表では、被災地、県内の消防団員パネリストの発表に熱心に耳を傾け、第二部のパネルディスカッションでは、被災地消防団員パネリストから、実際の経験談や当時の課題などをお聞きしながら、大規模災害に備えるための方策等について、活発な議論が行われました。
かながわ消防フェアシンポジウムチラシ[PDFファイル/469KB]
「消防団は、大規模災害にどう備えるべきか」
平成29年2月4日(土曜日)12時50分から16時20分まで(12時20分開場)
横浜情報文化センター6階ホール(みなとみらい線「日本大通り駅」3番出口から徒歩0分)
(横浜市中区日本大通11)
藤沢市出身、慶應義塾大学経済学部卒業、平成15年、日本テレビ入社。夕方のニュース番組「newsevery.」キャスター。防災士。「NEWSZERO」「真相報道バンキシャ!」とこれまで報道番組を約10年担当。その中で、特に災害報道に力を入れる。東日本大震災、熊本地震、関東・東北豪雨や台風水害など各地の被災地も取材。また、神奈川の女性消防団についても 取材し、「newsevery.」で放送。仕事と育児を両立させる中で「子供達の命を守る防災」がライフワークに。
東日本大震災の被災地消防団員の協力を得て津波襲来時の消防団行動調査を行うなど、消防団活動や住民の避難行動等の実証研究を続ける。また、大規模災害時における消防団活動のあり方に関する検討会(消防庁)などの委員を歴任。専門は、減災社会論、防災情報。
昭和56年宮古市消防団入団。現在、宮古市消防団本部付分団長。大正12年創業の老舗「田中菓子舗」代表。東日本大震災時は、津波で自身の工場、店舗が流出しながら、第28分団分団長として、応急・復旧活動に尽力。一度はあきらめかけた工場、店舗も現在は再開。「グリーンピア三陸みやこ」にある、田老仮設店舗商店街「たろちゃんハウス」で営業中。
昭和47年仙台市若林消防団入団。平成22年より若林消防団長。平成26年退団。東日本大震災時は、沿岸部を管轄する若林消防団の団長として、発災直後から、団をまとめ、避難誘導や広報に尽力した。津波による大きな被害のあった荒浜を抱え、さらに殉職消防団員もあった中で若林消防団を震災後も2年近く立て直しに尽力された。現在は退団し、家業である農業に携わっている。
平成15年に、消防操法大会の競技者を探していた地元消防団員の勧誘を受け、藤沢市消防団に入団。第7分団は、相模湾や境川に面する藤沢市南東部を管轄しており、観光客も多く訪れる地域である。自身は、藤沢市で会社を経営しながら、副分団長として、日頃の訓練や広報活動の企画、災害時の現場指揮、地元住民への防災指導など、幅広く活躍している。
平成26年に、地元の女性消防団員の勧誘を受け、川崎市臨港消防団に入団。川崎市臨港消防団は、川崎市東部の東京湾沿岸を管轄しており、都心に近くサラリーマン団員や女性消防団員が増えている。自身は、昨年の操法大会では3番員を務めたり、ベテランの消防団員とともに、自身の活動技術を高めるなど、積極的に活動に携わっている。
平成27年6月から現職。県の消防行政全般を担当。これまで、地震災害対策、災害医療対策、感染症予防対策等の安全防災業務に幅広く携わる。
概要 | 内容 |
---|---|
第1部-事例発表 (13時から14時15分まで) |
東日本大震災の被災地消防団員による事例発表 「あの時、何が起こったのか-東日本大震災の経験と現在の活動-」 県内消防団員による事例発表 「神奈川の消防団活動の今-現在の活動と災害時の対応-」 |
第2部-パネルディスカッション (14時30分から16時20分まで) |
テーマ:「消防団は、大規模災害にどう備えるべきか」 コーディネーター 鈴江 奈々(日本テレビアナウンサー) アドバイザー 松尾 一郎(Cemi環境・防災研究所副所長) パネリスト 田中 和七(岩手県宮古市消防団本部付分団長) 佐藤 守行(元宮城県仙台市若林消防団団長) 小竹 正彦(藤沢市消防団第7分団副分団長) 楠 千景(川崎市臨港消防団第2分団団員) 原田 潔 (神奈川県安全防災局安全防災部消防課長) ※ 敬省略 |
(松尾一郎アドバイザーによるシンポジウムの趣旨説明)
(パネルディスカッションの様子1)
(パネルディスカッションの様子2)
神奈川県、公益財団法人神奈川県消防協会
企画グループ
電話 045-210-3444
このページの所管所属はくらし安全防災局 防災部消防保安課です。