平成29年度事業 取組一覧
大井町商工振興会
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あしがら大井の地酒風呂に浸かる、美肌・心身回復プロジェクト
身体が温まり、疲労回復・血圧安定・美肌効果に優れた健康増進法でありながら、現在あまり普及していない酒風呂。この未病を予防する健康増進法を県西地域に残る酒蔵文化を活用しながら「地酒風呂」として簡単に体験できる商品を開発した。
- 販路と扱いやすさ、市販化を視野に入れた際の提供価格の面から、「日本酒」ではなく本来廃棄されていた「酒粕」を原材料として選定した。
- 完成した商品だけでなく、「未病改善」や健康増進に役立つことを紹介したパンフレットを作成し、「アンテナショップまちの駅あしがら」等に配架すると共に広報誌等にも掲載した。
- 試作品の品質確認等を継続的に行っていくとともに、蔵元との意見交換を実施しながら品質の確認を行っていく。
- お酒を入浴剤として用いることが未病改善に役立つと意識していた蔵元に、使用量、パッケージ方法など、どのように製品にすればよいのか指標を示すことが出来たことから、今後酒蔵自ら製品化へ歩みだす可能性が高まった。
株式会社ダイドーフォワード(陶板浴ひだまり)
県西地域在住高齢者に対する抗酸化陶板浴と運動を活用した「未病の改善」への取組
抗酸化陶板浴施設「ひだまり」で行われる新たなサービスとして、「未病の改善」効果の医学的根拠を有するプログラム『健康寿命延伸運動プログラム※1』と『高齢者健康寿命総合評価※2』を導入した。
- 店舗スタッフがプログラムの実施を円滑に行うための研修等を行ったのち、県西地域の高齢者を対象に、チラシ、ポスター等により参加者を募集し、プログラムの提供を行った。
- プログラムを実施した利用者の「未病の改善」について、数値により示したことで、同プログラムの効果や運動の必要性、「未病の改善」の必要性を容易に利用者に伝えることができた。
- 「この程度の運動であれば継続できそう。」「身体が軽くなった。」「冷え性で悩んでいたが、運動の後の陶板浴で身体が温かく気持ちが良かった。」など、体験者による高い評価を得た。
- この取組は、長期間に渡り継続することで、心身への効果をより高めることができるため、継続してプログラムの利用をしてもらえるように利用案内を行いたい。
- ※1東京都健康長寿医療センター内高齢者健康増進センターで2011年から実施されているプログラムである。
- ※2高齢者の未病に関する身体面、精神、心理面を包含した医学的根拠に基づく総合評価である。その結果がレーダーチャートで開示されることにより高齢者の未病への理解を容易にしている。
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株式会社田代吉右衛門本店
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地場産食材を使った健康志向の新商品開発事業
小田原名産でかながわブランドにも登録されている小田原玉ねぎと、当社の商品である「じねんじょ棒」とをコラボし、「玉ねぎたっぷりの自然薯揚げ」を試作し、販売した。
- 原料することができた。配合について試作を繰り返し、玉ねぎ、自然薯、魚肉等の配合を決定し、狙い通りの食感を再現
- 試作品は、食感のしゃきしゃき感が際立ち、後追いする玉ねぎの甘みが心地よく、召し上がって頂いた方々の評価も上々であった。
- 本製品を「食べ歩き商品」の定番へ育て上げ、店舗常設化も行いたい。また、地産の自然薯と玉ねぎを食すことで「未病の改善」を促進することを期待している。
株式会社田代吉右衛門本店 鱗吉
株式会社T-FORESTRY
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FORESTBIKE フォレストバイク
小田原の森林を最大限に活用し、アスファルトの市街地では決して味わえない自然の魅力を感じながらマウンテンバイクを楽しむことができる施設「FOREST BIKE(フォレストバイク)」を整備した。
- 下草刈り、枝打ち、伐根、コース表面ならし、ロープ柵の設置、コース板設置等を行い、最終的には全長600mの初級・中級者向けトレイルが造成された。
- マウンテンバイク関連団体の協力のもと、計5回にわたりマウンテンバイクに係る知識や技術の習得等に係る研修が行われ、スタッフの育成が行われた。
- ホームページやパンフレットを制作し、施設利用者の募集を開始。施設の運営がスタートした。
FORESTBIKE
- 今後、単なるマウンテンバイクの利用施設ではなく、自然の魅力や未病の改善の重要性などを伝える、教育的な側面を持ち合わせた施設としていっそう発展することが期待される。