更新日:2024年6月13日
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2023年度実施事業
神奈川県では、長時間労働や、日本一長い通勤時間などにより、仕事と家庭の両立は容易ではなく、女性の就業継続が難しい状況にあることから「企業における女性の活躍の促進」に取り組むことが重要な課題となっています。
また、これから社会に出る若年層については、根強い固定的性別役割分担意識により自らの個性と能力を発揮することを躊躇する傾向があるため、若年層への意識啓発も併せて重要な課題となっています。
これらの課題解決に向け、以下の事業に取り組みました。
県内企業・団体の女性活躍等の推進に加え、県内の若い世代への意識啓発及び男性の家事・育児参画促進のため、D&Iかながわメンバーズ登録募集、会議を開催するとともに、啓発講座等への講師等派遣、男性の家事・育児促進事業等を実施しました。
就職前の若年層(高校生・中学生)を対象に、ライフ(生活)とキャリア(仕事)を一体的に考え、自身が希望する働き方・生き方を見つめ直し、固定的性別役割分担に捉われることなくライフプランをデザインする力を育成するため、冊子の作成・配布や出前講座を実施しました。
2023年度 事業目標・重要業績評価指標(KPI)(PDF:77KB)
2023年度 取組概要(女性の活躍応援団支援事業)(PDF:327KB)
2023年度 取組概要(ライフキャリア教育かながわモデル発信事業)(PDF:466KB)
コロナ禍による環境変化により失業や収入減に陥った女性や、コロナ禍で課題が複合的となり自分の状況や課題がうまく整理できていない女性が、相談窓口も分からず社会的に孤立した状態に陥っており、こうした女性への対応が喫緊の課題となっていることに加え、既に相談窓口につながった女性の自立支援も継続して実施する必要があります。また、これらの女性を支援する人材の育成、スキルアップが必要となっています。
この課題解決に向け、以下の事業に取り組みました。
受託団体が相談室での相談受付や訪問支援等を実施し、潜在的な支援対象者を見つけ出すとともに、対象者それぞれの課題の切り分けを行ったうえで支援計画を作成、適切な行政窓口や民間団体に同行支援を行いました。
また、生活必需品(生理用品)の提供や居場所の提供を行うとともに、新たに無料定額宿泊所に対しての訪問支援も実施し、入所する女性の相談を受けました。
生活困窮は社会から孤立した女性への支援経験のあるスタッフが、県及び市町村の女性相談員及び他の民間団体の支援従事者に対し、支援事例の共有や相談者への援助技術の向上を目的とした研修を実施し、女性相談従事者のスキルアップを行いました。
2023年度 事業目標・重要業績評価指標(KPI)(PDF:61KB)
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 共生推進本部室です。