ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 「かながわ男女共同参画推進プラン(第5次)」がスタートします!
初期公開日:2023年3月29日更新日:2023年3月29日
ここから本文です。
本県では、これまで、かながわ男女共同参画推進プランを基に、男女共同参画社会の実現に向けた施策に取り組んできましたが、未だに低調な政策・方針決定過程への女性の参画状況や、ワーク・ライフ・バランスの取りにくさ、DVや性暴力の被害、ひとり親世帯等の経済的困窮など、依然として様々な課題があります。
こうした課題や社会環境の変化、関係法令の施行等を踏まえ、この度、かながわ男女共同参画推進プランを改定しました。
・基本目標に「ジェンダー平等」を掲げます。
・中柱に「ジェンダー主流化とジェンダー統計の促進」を位置づけます。
・政治分野や防災・復興分野など、法改正等を踏まえた施策を追加します。
・男性の家庭・地域活動への参画促進に向けた施策を追加します。
・テレワーク等の多様な働き方や固定的な性別役割分担意識等の解消に向けた施策を引き続き推進します。
・女性が自身のキャリアプランを考える機会を提供しキャリア形成を支援します。
・「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」を踏まえ、現状と課題を把握し、必要な支援を検討します。
男女共同参画社会基本法第14条に規定された、県における男女共同参画社会の形成を促進する施策についての基本的な計画です。女性活躍推進法の趣旨に資する部分については、同法に基づく都道府県推進計画として位置づけます。
2023年度から2027年度までの5年間とします。
「すべての人が個性と力を発揮できるジェンダー平等社会へ」
男らしさ、女らしさを強制されず、それぞれが個々人の力に見合った働き方や生き方を実現し、生きづらさが解消された社会である「ジェンダー平等社会」の実現をめざします。
県は、ジェンダー平等社会をめざして、次の4つの基本理念に基づき、市町村、NPO、民間企業等との連携を図りながら、当事者目線に立ち、施策を遂行していきます。
ア 人権の尊重
性別(注記)による権利侵害や差別を受けず、すべての人が個人の力を発揮できるようにすること
イ あらゆる分野への参画
社会のあらゆる分野で、すべての人が性別(注記)にかかわりなく意思決定過程に共同して参画できるようにすること
ウ ワーク・ライフ・バランスの実現
すべての人が、多様で柔軟な働き方等を通じて、仕事と家庭生活との両立ができるようにすること
エ 固定的な性別役割分担意識等の解消
性別(注記)による固定観念や無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)にとらわれず、社会のあらゆる活動においてすべての人が個性や適性に応じた自由な選択ができるようにすること
(注記)「性別」には、男女に限らず、すべての性自認を含みます。
各種課題を踏まえるとともに、国の「第5次男女共同参画基本計画」等を勘案し、次の5項目を重点目標として、施策に取り組みます。
ア 重点目標1 あらゆる分野における男女共同参画
イ 重点目標2 職業生活の充実とワーク・ライフ・バランスの実現
ウ 重点目標3 男女共同参画の面から見た健やかで安全・安心なくらし
エ 重点目標4 男女共同参画社会の実現に向けた意識改革と基盤整備
オ 重点目標5 推進体制の整備・強化
「かながわ男女共同参画推進プラン(第5次)」は、県のホームページからご覧いただけます。
「かながわ男女共同参画推進プラン(第5次)」の策定にあたり、令和4年10月7日(金曜日)から11月6日(日曜日)まで改定素案に関する意見募集を行い、116件のご意見・ご提案をいただきました。
いただいたご意見に対する県の考え方については、県のホームページで公表しています。
「かながわ男女共同参画推進プラン(改定素案)」意見募集の結果について」
問合せ先
神奈川県福祉子どもみらい局共生推進本部室
人権男女共同参画担当課長 宮﨑
電話045-210-3630
男女共同参画グループ 勝野
電話045-210-3640
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 共生推進本部室です。