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更新日:2024年2月1日
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古川結莉奈さんの分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」の活用について紹介します
〇 株式会社オリィ研究所が開発した分身ロボットです。
〇 カメラ・マイク・スピーカーが搭載されており、インターネットを通して操作が可能です。
〇 移動の制約があっても「行きたい場所」にOriHimeを置くことで、その場の風景を見たり、その場の会話に、声や身振りでリアクションをするなど、あたかもその人がその場にいるようなコミュニケーションが可能です。
結莉奈さんは、分身ロボットOriHimeに「ユリヒメ」と命名して、様々なお気に入りの洋服を着せています。
自宅からOriHimeを通じて学校の授業や、社会科見学に参加しています。例えば社会科見学の消防署の見学ではOriHimeをはしご車に乗せてもらい、高い場所からの景色を楽しみました。
また全国各地の観光、例えば絵画展やコンサートの鑑賞、スポーツ観戦、その他にもお店で売り子の体験をするなど様々な体験をしながら、OriHimeを通じて、多くの人たちと出会っています。
結莉奈さんが分身ロボットOriHimeを活用している様子の一部をご紹介します。
自宅から星の王子さまミュージアムにいるOriHimeに繋いで、ミュージアムのスタッフの方に館内を案内してもらいました。
現地に行くには移動手段や体力の不安がありましたが、OriHimeを通じて自宅からミュージアムを楽しむことができました。
星が大好きな結莉奈さんが、2021年の入院中にパワーポイントで企画書をつくり、神奈川県立こども医療センターの病室のベッドからZoomとOriHimeを使って、東京日本橋の分身ロボットカフェにいるオリイ研究所代表の吉藤オリィ氏や店舗スタッフに「大好きな分身ロボットカフェでプラネタリウムがしたい」とプレゼンをしました。
そして、2021年11月に第1回、その後も2022年5月、同年8月に分身ロボットカフェにて「ゆりナイト」というイベントを行いました。
プログラムの企画などの事前準備のほか、当日は結莉奈さん自身がOriHimeやZoomを通じて参加して、星座解説などを行い、イベントにいらした方たちをもてなしました。
5歳のとき、初めてオリィさんに会ってOriHimeを操作させてもらいました。
見たい方向を見たり、OriHimeの身体を動かすことが出来てびっくりしました。
OriHimeなら自宅にいても一瞬で好きなところに行けます。高知県に行って初詣したり、青森県に行ってお友達とねぶたを見たり、OriHimeで初めて福笑いもしました。いつか海外にも行ってみたいです。星や宇宙が大好きなのでOriHimeで宇宙にも行けたらいいなと思います。
関連リンク
分身ロボット OriHime (製作元:(株)オリイ研究所)
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