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更新日:2024年6月18日
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筋肉なくして、健康長寿なし
健康長寿には、筋肉が深く関わっていることがわかってきました。
筋肉量は、20歳を過ぎるころから少しずつ減っていき、70歳代では20歳代の半分ほどになります。加齢や生活習慣などの影響によって筋肉が減少すると、転倒や骨折をしやすくなり、将来寝たきりになるリスクが高まります。また、筋肉は、糖を一時的にため込むことで、血液中の糖分の量(血糖値)の調節も行っていますが、筋肉が減って糖の保管場所が減少すると、血糖値の変動が大きくなり、糖尿病のリスクが高くなります。
さらに、75~84歳の高齢者のうち、歩行速度が遅いグループと速いグループの10年後の生存率を調べた調査では、歩行速度が速いグループのほうが長生きできることがわかりました。これは、活発に活動する、すなわち筋肉が多い人のほうが長生きできることを示唆しています。また近年、血管を保護する作用のあるホルモンや、がんの増殖を防ぐホルモンが筋肉から分泌されていることも明らかになってきました。
健康で長生きするために、筋肉は欠かせないものなのです。
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※このページは、権利者の許諾を得た上で、「日本健康マスター検定(健検)」の公式テキストを基に作成しています。
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