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更新日:2020年3月30日
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東シナ海周辺で生まれ、海を漂う海藻に付きながら黒潮の流れに乗って、本州太平洋沿岸から相模湾に来遊します。
2歳以上になると成熟し、産卵期は2~4月です。
出世魚として知られ、成長段階ごとに呼び名(銘柄)が変わり、神奈川県ではモジャコ(稚魚)→ワカシ(35cm以下)→イナダ(35-60cm)→ワラサ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)となります。
相模湾では、最も大きい銘柄であるブリは3~4月が盛漁期となり、ワカシ~イナダ銘柄の小型魚は夏から秋にかけて多く漁獲されます。
日本全体の資源量は増加傾向にありますが、近年、相模湾で銘柄ブリの漁獲量は大きく減少しています。
神奈川県の重要な水産資源として、標識をつけて放流することによってブリの回遊生態を研究する資源調査をしています。また、ブリの来遊に影響を及ぼす海の状況を分析し、来遊予測に取り組んでいます。
呼び名は日本各地で異なります。寿司屋で耳にする「ハマチ」とはもともと関西地方の一部地域で使われるブリの若魚の呼び名ですが、養殖したブリを指す呼び名としても使われています。
冬になると北の海域にいる成魚は産卵のために南へ移動しますが、このときに漁獲されるたっぷり脂が乗ったブリは寒ブリと呼ばれ非常に美味です。
企画研究部企画指導課
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