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更新日:2020年3月30日
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外洋性の砂底に分布するハマグリの一種で、0.1~0.4mmの細かい砂を好みます。神奈川県では主に相模湾に分布しています。
海水中のプランクトンや懸濁物を餌としています。
ふ化後は浮遊期を経て波打ち際に着底し、成長に伴い深場に移動します。中でも、江の島付近は、川からの栄養豊富な水と海水がぶつかり合い、さらに江の島の独特な地形が流れをせき止めるため、稚貝が定着しやすく、増殖しやすいと言われています。産卵期は5~7月です。
1950年代は湘南地区の砂浜でチョウセンハマグリ漁が盛んでしたが、その後始まった高度成長期からは底質環境の悪化により漁獲量が大きく減少しました。近年は底質環境が改善され、徐々に増加していると考えられます。
2001年から漁業者と協力し、種苗放流(適切なサイズになるまで育成したチョウセンハマグリを海に放すこと)を実施したことで、資源は復活しました。
また、漁業者が進めるブランド化を支援しました。今では「湘南はまぐり」としてかながわブランドにも登録されました。
ひな祭りには縁起物として珍重され、お吸い物、酒蒸し等で食べます。
チョウセンハマグリの殻は、他のハマグリと比べ厚いため、碁石の材料としても使われています。
企画研究部企画指導課
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