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更新日:2020年3月30日
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オホーツク海を除く北海道〜九州南岸の日本沿岸全域に分布します。神奈川県では、東京湾・相模湾どちらにおいてもアカカマス(ホンカマス)、ついでヤマトカマス(ミズカマス)が漁獲されます。
アカカマスの漁獲時期が春と秋の2回に集中することから、太平洋側を広範囲に回遊しており、春の北上期と秋の南下期があると考えられますが、回遊の折り返し地点は不明で謎の多い魚です。一方、ヤマトカマスの漁獲時期は夏から秋にかけてとなります。
アカカマスは2000年代後半から漁獲量が増加しており、現在も高水準な漁獲が続いている一方、ヤマトカマスは2013~2016年までは非常に高水準な漁獲が続いたものの、2017年からは減少しています。
漁業者が進めるブランド化を支援しました。今では江の島漁業協同組合の定置網で漁獲されるアカカマスは「江の島カマス」としてかながわブランドやプライドフィッシュに登録されています。
また、小田原の魚ブランド化・消費拡大協議会からの依頼を受け、ファストフード感覚で食べられる「かます棒」を開発しました。
ヤマトカマスはアカカマスよりもほっそりした体形で、両種は背鰭と腹鰭の位置の違いで見分けがつきます。ヤマトカマスは背びれと腹びれが同じ位置にあるのに対し、アカカマスは腹びれが背びれよりも少し頭側に着いています。
アカカマスは焼きや刺身にすると、また、水っぽいヤマトカマスは干物やフライにすると非常に美味です。
企画研究部企画指導課
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