初期公開日:2026年2月9日更新日:2026年2月9日

ここから本文です。

令和7年度第2回神奈川県手話言語普及推進協議会

令和7年度第2回神奈川県手話言語普及推進協議会の結果です

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

令和7年度第2回神奈川県手話言語普及推進協議会

開催日時

令和7年12月16日(火曜日)14時30分から16時30分

開催場所

横浜市開港記念会館 1号館

出席者【会長・副会長等】

石渡委員【会長】、牛久保委員、川島委員、河原委員、熊谷委員、杉﨑委員、関口委員、寺島委員、内藤委員、二神委員【副会長】、松本委員、柳瀬委員、山本委員(敬称略、50音順)

次回開催予定日

令和8年2月頃

所属名、担当者名

地域福祉課調整グループ

電話番号:045-210-4804(ダイヤルイン)

FAX番号:045-210-8874

掲載形式

議事録全文

審議(会議)結果

(事務局から資料の説明を行ったのち、議論を開始した)

(石渡会長)

前回の皆さんの議論も含めて、的確な整理をしていただいたかと思いますが、結論としては改正の必要はないとの案をいただいています。今の説明を聞いたうえで、ご意見、ご質問がある方はお願いします。

(河原委員)

河原です。話す前にこの前の11月の東京2025デフリンピック開催に向けて、県内の気運醸成、ポルトガルの選手団の招致、生徒の見学ツアー企画など色々な事業の実施や支援をしていただき、ありがとうございました。デフリンピックを多くの方に見ていただき、また、新聞やテレビで報道をしていただき、色々な方がきこえない、きこえにくい人、手話言語について理解を深めてくれたことと思います。その成果をそのままにせず、もっと広めていくために、今後どういった活動をしていけばよいのか我々としても考えていきたいと思っています。引き続きご協力をよろしくお願いします。本題ですが、いくつか質問があります。まずは、①~④について、個別の施策については推進計画の中で考えるというお話をいただきました。条例の中のどこの条文がこの内容に当てはまるのかそれを教えていただきたいと思います。以上です。

(石渡会長)

石渡です。ありがとうございました。デフリンピックについても整理をしていただいてありがとうございます。河原委員のご質問としては資料1の1ページ目の①~④のことについての質問で、条例の中のどこに位置付けられているのかとのことですが、これは条例というより計画ということでしょうか。

(事務局)

事務局の竹内です。皆さんのお手元にある参考資料2として神奈川県手話言語条例の全文をお配りしております。こちらの第8条に手話推進計画という条文がございまして、こちらに手話の施策について手話推進計画を策定し、実施しなければならないと定められておりますので、この条文に則って個別の施策について計画で定めていくということで今回整理させていただきました。以上です。

(河原委員)

すいません。少し聞き方が悪かったです。例えば災害時の情報アクセス、②のところに記載があります。この内容は必要であるとのことですけれども、その考え方が条例の何条に記載があるのかを伺いたいです。

(石渡会長)

②の情報アクセスが条例のどこに記載があるのかとの質問です。

(事務局)

事務局の竹内です。条例の第3条に基本理念が定められています。第1項の後半部分に「意思疎通及び情報の取得又は利用の手段として」という記載の中の情報の取得に平時及び災害時の情報の取得を基本理念として定めておりますので、その基本理念に沿って第8条の手話推進計画を定めていく作りとなっております。直接的に災害や情報アクセスという言葉は出てきませんが、基本理念の中で県としては整理をしております。以上です。

(河原委員)

細かくて申し訳ありませんが、③の高齢者のためのヘルパー養成等については、条例のどこに含まれているのでしょうか。

(事務局)

事務局の竹内です。言葉が足らず申し訳ございませんでした。基本的には第2条の定義及び第3条の基本理念の中で、日常生活又は社会生活を営む者ということで高齢者に限らず、手話が必要との考えですので、個別具体的には条文上の記載は無いですが、広く日常生活又は社会生活を営むためとして整理しています。以上です。

(河原委員)

わかりました。そういうことで①~④については条例の中にやらなければならないことの考え方が入っているということで、具体的な内容は手話推進計画の中に盛り込んでいくという考え方で理解してよいでしょうか。

(事務局)

事務局の竹内です。河原委員のおっしゃる通り、個別の施策については、後半の議題である手話推進計画にどのように位置付けるかを検討していきたいと思っています。以上です。

(河原委員)

はい。わかりました。

(石渡会長)

ありがとうございました。私からも意見があり、河原委員がおっしゃったことと関わるのですが、資料1の前回の振り返りの②の手話施策推進法には災害時の情報アクセスについて明確に記載があり、手話言語条例では記載がないけれども、先ほどの説明のとおり第3条にその内容も含まれている理解をしましたが、それでも私は特に災害については色々なところで起きており、発災時に障がいのある方が障がいが無い方に比べて被害が大きいと調査結果から表れていますし、私は災害に関しては条例の中できちんと明記していただいた方が良いと思っています。次回の改正の時でも良いかと思いますが、想定していない災害が起きている状況であり、意見を述べさせていただきました。すいません。私の個人的な意見を述べさせていただきましたが、他の委員の皆さまはご質問、ご意見おありの方はお願いします。それでは川島委員お願いします。

(川島委員)

ゆりの会の川島です。第1回目の協議会は都合により欠席しました。申し訳ございませんでした。ゆりの会からの意見としては改めて手話言語条例の中にろう者とろう者以外のところに盲ろう者という言葉を明記していただきたいと意見を出しました。そのことについて検討するとのことでありがとうございます。一つ伺いたいことがあります。令和3年の手話言語条例改正の際に法的技術面の問題で記載できなかったと報告をいただきました。今回は令和8年の条例改正の時に法的技術面について所管の部署とやり取りをするかと思いますが、その時に認められるかどうか気になっています。手話言語条例とは別の当事者目線の福祉推進条例では骨子案を検討中ですが、その中に盲ろう者という言葉を入れることになり、認められるようになれば、手話言語条例にも含めていただきたいと強く思っています。以上です。

(石渡会長)

はい。石渡です。川島委員ありがとうございました。盲ろう者について手話言語条例にも明記してもらいたいとのご意見ですが、事務局から説明をお願いします。

(事務局)

事務局の竹内です。資料1の⑨に整理させていただいたとおり、手話言語条例は理念的な条例であり、先ほど説明しましたが基本理念等を定めていて、個別具体な施策については計画で定める作りとなっています。一方で盲ろう者についてしっかりと条例に盛り込もうとしている当事者目線の福祉推進条例は個別の施策内容を記載している条例であり、この二つの条例は性質が異なっております。従いまして盲ろう者についての定義を手話言語条例にもしっかりと盛り込んでいただきたいとのご意見ですが、そちらについては前回改正時に議論をしたとおり、法的技術的に記載することは難しいと整理しております。前回改定時には手話の定義の中で触手話、接近手話を入れることで盲ろう者の方も含んでいると明示しております。しっかりと盲ろう者という言葉をこの条例では技術的に入れることが難しいですが、基本理念の手話の中で盲ろう者の方を含める形で整理をしています。以上です。

(石渡会長)

ありがとうございました。手話の中に触手話等が入っていて、盲ろう者について位置付けられているということで、盲ろう者そのものの明記は理念ということからは外れるという理解になる訳ですね。今の説明を踏まえて川島委員、何か補足のご意見ございますか。

(川島委員)

わかりました。

(石渡会長)

はい。それでは今の説明で川島委員は了解されたということで良いですか。

(川島委員)

川島です。言われたことは分かりましたけれど、全て納得という訳ではありません。違和感が残ったままです。以上です。

(石渡会長)

はい。今のご説明に納得はしていらっしゃらないということですね。

(川島委員)

川島です。つまりは条例のどこかに盲ろう者という言葉そのものを入れて県民に示すということが大切だと思います。確か説明で手話に触手話と接近手話を含んでいると言われましたが、それは盲ろう者という意味になるとは思いますが、一般の人たちははっきりわかるかどうかです。そこが少し引っかかっています。盲ろう者という言葉を入れた方が、よく分かると思います。以上です。

(石渡会長)

はい。石渡です。川島委員ありがとうございました。手話の中に触手話や接近手話を記載しているので、盲ろう者について盛り込まれているという事務局の説明でしたが、川島委員としてはそういうことで盲ろう者がきちんと位置付けられているかどうか一般県民等には分からないのではないかとのご意見があって、説明の内容は理解できるが、条例の改正という点では課題が残るのではないかとのご意見でした。川島委員の意見を受けて私の意見ですが、理念の概念はどこまでなのか、具体的な施策がどこかの線引きが非常に難しいと思うのですが、私は神奈川県の条例の検討委員会では盲ろう者の方がこれだけ発信をしていただいておりますし、他の県や国、市町村に比べると、盲ろうの方についてきちんと位置付けてくださっているので、理念として書き込むべきだと思います。先ほどの災害についても理念の範囲として条例に位置付けるべきだというのが私の意見です。私も川島委員がおっしゃるように、盲ろう者という言葉を明確に条例の中に位置付けるべきだと意見を持っております。この内容は今後の検討課題ということになるのでしょうか。なるべく早くご検討いただきたいということで私の意見として申し上げたいと思います。

(事務局)

事務局の竹内です。ご意見ありがとうございました。前回の条例改正の時からご意見をいただいている内容かと思います。事務局としてもできる限り皆様のご意見に沿うようにできる範囲での改正をしています。法制部局との調整の際に、この条例が手話を中心に作っている条例ということがまず出発点としてあり、ろう者や盲ろう者の定義をこの条例に位置付けることが建て付け上、難しいということで法制部局からの回答がありました。なので、前回の改正では手話の定義の中に触手話や接近手話を入れたという経緯があります。先ほど話のあった計画は自由に作れるものとなっておりますので、一般県民の方に盲ろう者の方の存在やどういった方なのか分かるように計画の方には、お手元の計画の参考資料3としてお配りしておりますけれども、現行の計画の2ページにろう者、盲ろう者、手話それぞれの定義を記載しています。今回の条例改正についても、恐らく法制部局に持ちかけても盲ろう者の定義を入れるのは難しいかと思います。以上です。

(石渡会長)

はい。ご説明ありがとうございました。今のご説明を踏まえて、川島委員何かございますか。

(川島委員)

川島です。改めて考えたいと思います。ありがとうございました。

(石渡会長)

はい。ありがとうございました。それでは山本委員お願いします。

(山本委員)

神奈川県手話通訳者協会の山本です。いつもお世話になっております。すいません。私の発言の前に今の川島委員の意見について少しよろしいでしょうか。私は盲ろう通訳・介助員をしておりまして、少し思うところがありますので、一言よろしいですか。見えない+聞こえない人を盲ろう者と思われがちです。当初、川島委員が入ってこられた時に本人からも説明があったかと思います。そこのところの理解が一般県民には全然伝わらないと思います。条例文を見ても、触手話、接近手話を使う者という文言だけでは、盲ろう者を一人間としての内容が全く見えてこないということが問題だと思います。そこについて、これからの課題として何とか、法規上色々あるかと思いますが、盲ろう者という言葉に皆で拘れるような協議会に出来ていけないかなと思うところです。よろしくお願いします。

(石渡会長)

山本委員ありがとうございました。手話の中に触手話や接近手話があるのは納得だけれども、それを使っている人としての尊厳も含めて私もきちんと記載するべきだと思いますが、そのような意見ということでよろしいですか。

(山本委員)

そのとおりです。よろしくお願いします。皆さんで盲ろう者に対する理解をもっと広げなければいけないのではないかと思います。そこのところについて考える機会をいただけたらと思います。

(川島委員)

すいません。川島です。思うことについて少し話をしたいと思います。もし、仮に条例の中に接近手話と触手話という言葉が入っていても盲ろう者という言葉が無い場合、一般の人達には条例を読んだ時にろう者を手話、触手話、接近手話を使用する者と考えられてしまうかもしれません。捉え方によって誤解を与えてしまうのが心配です。それは私たちには困ることなので、盲ろう者のコミュニケーション方法の一つとして触手話、接近手話があるというような観点から盲ろう者という言葉をはっきり入れていただく必要があると思います。それが無いと誤解されてしまう恐れがあり、それが心配です。以上です。

(石渡会長)

川島委員、大事なご意見ありがとうございました。今、川島委員もおっしゃってた盲ろう者というのは手話、触手話、接近手話を使用する者と誤解されてしまうとのご意見でしたが、私もはっきりとデータをおさえている訳では無いのですが、高齢になってから盲ろう者になる方もいらっしゃって、こういった方は触手話や接近手話を使っていないと理解をしています。その辺りも含めて、川島委員や山本委員のご意見についてご検討いただきたいところですが、事務局から何かご説明はありますか。

(事務局)

福祉部長の大澤です。一つ一つのご意見は私どもも共感するところは当然ございます。広く県民の皆様に盲ろうという障がい、これをしっかりと理解していただき、共感の輪を広げていくことは大事なことだと思います。ですので、条例や計画等様々な場面を通じて広げていく努力はする中で、条例に拘るべきとのご意見かと思います。この話は条例の建て付け上の話になってしまうのですが、どういった方向であれば皆様のご意見を反映していくことができるかということについて改めて研究をさせていただきたいと思います。

(柳瀬委員)

私も意見を言わせていただいてもよろしいでしょうか。商工会議所連合会の柳瀬です。今のお話で条例に書き込むという話においては、この条例のつくりを見ると、条例の本文があって、推進計画を作るということになっているので、条例と計画が分離している訳では無く、計画が無ければ条例も成り立たないし、この条例の全部を知ろうと思ったら、やはり計画を併せて理解する必要がありまして、計画の中にはさらっと見ましたが、災害時や盲ろうの定義についてきちんと丁寧に書かれていますので、もし条例に基づいて色々な普及啓発ってことであれば、手話推進計画の概要版を作成して、条例の理念を説明する中で、個別の施策についてはこういうことですよとして、条例というのは計画とセットで表裏一体のものだという理解で、我々は計画はどういった形で作られているのか改定されているのか、色々な課題が出てきているけれども、その時々の課題に合わせて、計画をしっかり見直していただいて、それを我々は確認していくことが大事なのかと思います。条例の条文のつくりについては、色々手続きがあるようですから、中々言えないのかもしれないですが、私の理解としては計画と条例というのは一体のものなので、できればダイジェスト版みたいなものがあれば一番良いのかと提案をさせていただきます。以上です。

(石渡会長)

はい。ありがとうございました。この条例は計画と連携して、具体的に条例の理念が施策として反映されるので、計画との関連性というところをしっかりおさえていくというご意見だったと思います。ありがとうございます。山本委員お願いします。

(山本委員)

山本です。先ほど河原委員からもありましたが、条例文と推進計画の内容が探しても分からないような感じであり、計画に盛り込めばそれで良いということもあるのですが、何かもう少し分かりやすい、紐づけのしやすい誰が見ても分かりやすい形にしていただきたいと思います。それと、前回条例の見直しについて様々な意見があってそれについて資料1でまとめていただいておりますが、できましたら次の計画が策定されていくと思いますが、特に前回出た意見に対してはきちっと目で見て分かる目標を作ってもらって、その検証をして出来ていない場合はその原因が何なのかを皆様で考えられるような形で作成をしていただくようお願いします。よろしくお願いします。

(石渡会長)

山本委員ありがとうございました。計画との関連性ということで資料1にある9つの意見についてどのように計画に反映されたのか分かりやすい資料を作成するようにとのご意見でした。川島委員お願いします。

(川島委員)

ゆりの会の川島です。計画の中には盲ろう者という言葉は含まれていますが、この協議会で承認いただいて具体的な内容になりました。その時は納得しました。計画はもともと平成27年に施行した条例の条文に基づいて、この協議会が立ち上がって計画を作りました。そう考えると条例に基づいて計画を作成したのだから、条例の中にも盲ろう者という言葉を記載すれば、より計画上にも具体的にも記載できるという考え方もあると思います。それは大切なことだと思います。やはり条例にも盲ろう者という言葉を記載するべきだと盲ろう者の立場で言わせていただきたいと思います。以上です。

(熊谷委員)

聴覚障害者福祉協会の熊谷と申します。私は重度の聴覚障がいを持っています。小さい時にろう者になってから長い間、音のない世界に生きてきました。皆さんの声は聞こえていません。ですので、生活の中心は手話になっています。今から約50年以上前、幼稚部の時から手話を使用し始めました。聞こえない人同士の会話も手話です。それで育ってきました。私の気持ちを正確に伝えることができるのは手話という言語です。ろう学校にいた20年間、卒業するまで、学校での手話の使用は認められておらず、非常に汚い言葉と言われてきました。ですが、社会の理解や協力のもと、平成27年に手話が言語として法律的に認められるとともに、ろう者という言葉も認められました。それは非常に大きいことです。我々が人間としての尊厳を認められたということです。その時に我々が社会に対してどこに行っても手話で堂々と表現できることが嬉しかったです。法律的に認められるのは本当に大きいことです。そこを知っていただきたいです。なので、盲ろう者という言葉を法的技術面で記載するのが難しいということが、私からすると、今の時代まだ盲ろう者が認められていないのかなと受け止めてしまいます。私も聞こえない立場として、本当に悲しく思っています。法律に魂を入れていただきたい。盲ろう者という方達が聞こえる人達と平等である社会を作ることを皆さまにも考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。以上です。

(石渡会長)

熊谷委員、大事なご意見ありがとうございます。法律に魂を入れるという言葉が私の心に響きました。委員の皆さまのご意見を是非、今後の改正時に活かしていただきたいと改めて思いました。他に資料1について、ご意見のある方はいらっしゃいますか。特にいないようなので、資料1関連についてはここまでとします。開始から1時間以上経過しておりますので、5分間の休憩とします。

(石渡会長)

それでは予定の時間になりましたので再開します。議題の2番目神奈川県手話推進計画(骨子案)の検討について、事務局から資料の説明をお願いします。

(事務局から資料の説明を行ったのち、議論を開始した)

(石渡会長)

説明ありがとうございます。今の説明に関してご質問、ご意見がありましたら、お願いいたします。

(二神委員)

日本社会事業大学の二神です。骨子案のイメージ、資料2のところで計画の考え方とポイントというところで、大きな柱のところですが、内容はこのままでよいと思うのですが、きちんとテーマに反映しきれていないようなところがいくつかありましたので、ご指摘させていただきます。イについて手話に関する教育及び学習の振興というところで、乳幼児期からの手話習得というところが含まれています。聞こえない子供が生まれたときに、生まれた時から自然に手話が身につくわけではなく、環境があってはじめて手話を獲得していくというものです。それは教育ということではなく、言語獲得になりますので、そこが明確に出るように題目についても手話の獲得及び手話に関する教育、学習の振興という形で明確に出されたほうがよいかと思います。ウについてですが、手話を使いやすい環境とひとくくりにしていますが、ここに災害時のことが入ってくると思うのですが、色々なことが入っているように見えるので、情報アクセスに関する検討というところで大学や企業等の情報保障を手話を使いやすい環境の整備に入れて、技術的に可能かどうか分かりませんが、災害時の対応については別に項目を作ってはいかがかと思いました。災害時は手話による情報が受け取りにくく、聴覚の情報から取り残されてしまうという非常に大きな困難さを抱えます。能登半島の震災の時も道路が分断されてしまって支援者が行けないということが生じました。うまく初動体制が作れて避難所でいわゆる災害弱者と言われる高齢者、障がい者の方たちが支援につながって生活できた自治体もいくつかあり、その報告を聞くと県外の自治体と以前から提携を結んでいて、災害時も良く知った仲間が遠くから駆けつけてくれたことが功を奏したことがありましたので、災害時については情報提供のICTの活用等も含めた情報アクセスの方法、他県との連携も含まれてくると思いますので、別だしで検討してもよいかと思います。ウのところですが、大学等における配慮や、高齢者等に関する施策の検討というところで、ここは内容的にちょっと違うのかなと思います。大学等における配慮は大学で手話を必要とする学生がいれば、県として手話通訳者等の手配のための補助をするといったことになるかと思います。高齢者等に関する施策というと福祉サービスを利用する聞こえない方が手話を使って適切なアセスメントを受けて、適切なサービスを受けることができるような施策内容の検討というところで別のものになりますので、別だてで出したほうが良いのかなと思います。

(石渡会長)

二神委員、色々大事なご意見をいただきありがとうございます。この構成そのものを変えるというご意見がありましたが、そのあたり何かあれば事務局お願いいたします。

(事務局)

骨子案のイメージを作るにあたりいろいろ検討をしたのですが、まずは現行の計画をベースに組ませていただいてます。二神委員からもご指摘いただきましたように教育の部分は聞こえない子どもの手話の習得と聞こえる子どもたちへの手話の理解、教育とは別の話だということなど事務局の中でも意見としては出ておりました。構成につきましては、ご指摘いただいた点も踏まえて、より分かりやすくできるよう今後検討してまいりたいと思います。ご意見ありがとうございました。

(石渡会長)

ありがとうございました。他に教育関連ということで杉﨑委員お願いします。

(杉﨑委員)

細かいところですが、骨子のイメージのところでイのところですが2つ目の内容については、幼児という言葉も入れた方がよいかと思います。ろう学校は幼稚部の教育もありますので、記載していただければと思います。神奈川県の手話推進計画の参考資料3につきましても5ページの学校での手話教育のところにも幼児という言葉が入っていくのが大事なのかと思いますし、説明内容の正確性が増すと思います。

(石渡会長)

ありがとうございました。それでは教育関係ということで牛久保委員お願いします。

(牛久保委員)

高浜高校の牛久保です。県立高校の場合、昨年度から大型の電子黒板が入ってきまして、データを画面に映し出すことができるようになりました。現行の計画の中にも教育用の動画と書かれているのですが、教員、生徒それぞれが手話を知らない中で資料を紙で渡されても手話をなかなか覚えられないということがあります。今、ICTといって大型のモニターが入ってきたので、動画で手話を教えてもらえれば教員も覚えやすいでしょうし、電子データで残れば保存して、いつでも見返せるので、これから先は県の教育委員会でもすすめてもらえればいいのかなと思います。本校の場合は、手話コミュニケーション部があって生徒たちが5月の手話月間の時に職員室に来て教員に教えてくれたりもするのですが、覚え続けるためには電子データの保存が必要で、それが普及につながるかと思います。

(石渡会長)

私も高浜高校の生徒さんと接点があり熱心な方が多くてぜひまたよろしくお願いいたします。

(河原委員)

二神委員の意見についてと同じで、手話の獲得には環境が必要だと思います。その前に親に対する情報提供や相談も必要だと思います。しゅわまるという事業がありますがこれについての情報がないと参加することもできませんので、県内の全てのきこえない・きこえにくい子どもの保護者に情報提供をできるような体制が必要であると思っています。特に今、聴覚障がい児支援中核機能事業をやっていますが、手話についての情報提供をする機能が弱いというイメージを持っています。この機能もっと強くするためにも、この内容を記載していただければと思います。高齢者に対する施策を検討するとありましたが、手話通訳者の養成についても検討する必要があると思います。高齢者に対するサービス、重複障がい者に対する支援を担う人等も手話に関する知識を取得することが必要だと思っています。専門的な知識、技術を持った方で、手話を習得した人材の養成・確保が必要になってくると思いますので、手話に関する人材の養成・確保を加えていただけたらと思います。大学等での制度は良いことだと思いますが、企業などに対する配慮、支援ということを加えていただけたらと思います。

(石渡会長)

親御さんへの教育、企業へのお話があったのですが、社協の立場で寺島さんお願いいたします。

(寺島委員)

すいません。会長のオーダーとは違うのですが、先ほどの資料1の確認をさせてください。資料1の2の①から④の部分に関しては条例への反映は難しいけれど、推進計画の方で反映を検討するということになっておりまして、③についてはどこかの部分に反映されているのか、されなかったのかご確認させていただけたらと思います。

(事務局)

こちらにつきましては、資料2のウのポツの2つ目の高齢者等に関する施策のところで位置づけを検討していきたいと考えています。

(石渡会長)

ありがとうございました。企業の話も出ましたので、柳瀬委員お願いします。

(柳瀬委員)

神奈川県商工会議所連合会の柳瀬です。事業者の代表としてここによばれていると思うのですが、条例の7条で労働者に対してサービス提供と雇用の際の配慮の努力義務をいただいているところですが、今はAIが非常に普及してます。例えばサービスを提供する時や雇用する時などに、事業者側が手話を理解できないところがありますので、あるかどうかは分かりませんが翻訳アプリ等で手話で表現したことを言語に変換することができれば、どんな方が来ても対応できると思います。従業員が手話を習得するのは現実的ではないので、汎用性が高いツールがあれば条例の理念をもう少し進めることができるのではないかと思います。映像を言葉にするとか、手話の形を言葉にする入り口はまだということなのですが、神奈川県がぜひ全国に先駆けてやっていただけると手話通訳の人手不足が非常に大きな課題の中で悪いことは無いと思いますし、事業者としてもそこにビジネスチャンスがあるかもしれないので、計画に書き込んでいただければ事業者も理念の実現に近づけるような気がしますので、ぜひご検討お願いいたします。

(石渡会長)

ありがとうございます。後でまとめてコメント等ありましたら事務局お願いします。熊谷委員お願いします。

(熊谷委員)

熊谷です。資料2のイメージのウのところで災害の時に手話での情報アクセスについても大事ですが、平常時もまだまだ出来ていないことが多いです。例えば公共施設で情報が取得できないことや選挙では候補者の方はほとんどマイクで話しているだけで、ろう者は情報の取得が出来ず、選挙候補者を選ぶ幅が狭くなります。選ぶ際には候補者が言いたいことを知りたいです。なので、平常時の情報アクセスについても、きちんとつけていただくことを希望しています。

(石渡会長)

熊谷委員ありがとうございました。平常時の情報アクセスについてお話しいただきました。川島委員お願いします。

(川島委員)

川島です。熊谷さんのお話のようにニュースとかいろいろなところの情報を文字、声のみで伝えることがありますが、私たちはそれを受け取ることができません。手話通訳はとても大切です。例えばテレビを見る時に手話通訳が含まれているとか内容がわかることは大切です。また、専門用語など難しい言葉を使うことがあります。手話通訳者がそれをそのまま手話で表現するとろうあ者の皆さんはなかなか理解することが難しいことが多いと思います。それについて私の言いたいこととしては、通訳よりも通訳の意味を訳す、ろうあ者に合わせて意味を分かりやすく変えて表現する。イメージがうまく伝わるように訳すということも大切だと思います。そのほうが聞こえない人たちも理解できる場合があります。自分の命を守るためにどうすればよいのか一人一人が考えることができると思います。それを念頭に入れてほしいと思います。

(石渡会長)

川島委員大事なご意見ありがとうございました。松本委員お願いします。

(松本委員)

松本です。最初に私のことを簡単にお伝えしたいと思います。私は公募委員として参加をしています。私は子どもを4人育てている母親です。育てている中でいろいろと思うことがあります。例えば、教育についてですが、私が教育を受けているわけではなく、子どもが教育を受けています。その中で間接的に教育にかかわっています。PTAなどの活動や、授業参観に行ったり面談に行ったりすることもあります。その時はいつも手話通訳を私が依頼していますが、学校側で手話通訳を手配していただけたらありがたいと思っています。そのようにすれば、学校としての理解も深まるのではないかと思っています。また、卒業式などでは、舞台の近くに手話通訳の方がいれば、出席した方が手話を知ることもできると思いますが、今は皆さんから目立たない隅っこの方で通訳をしていただいています。会場の皆様にも知っていただける機会として、皆さんが見える場所で手話通訳をしてもらえるようお願いできたら良いのかと思います。また、日常生活の中でも地域の中で私のようなろう者がいるということを知っていただけたらよいかと思います。「子どもを育てる親の方たち」と書いてありますが、「聞こえない親も含めて」と書いてあると心強いです。

(石渡会長)

松本委員とても大事なご指摘をありがとうございました。内藤委員お願いします。

(内藤委員)

内藤です。松本委員がおっしゃるとおり、あらゆる機会に手話通訳者を派遣するような形を考えていただけたら、より普及するようになるのではないかと思います。ぜひ実現していただけたらと思っています。

(石渡会長)

卒業式の手話を隅でこっそりなんて、とてももったいないと思いました。関口委員お願いします。

(関口委員)

関口です。一点質問なのですが、市町村と連携及び協力として今回、追加になったと書いてあるのですが、今までと変わる部分がどういうところを想定されるのかを確認できればと思います。

(石渡会長)

ありがとうございました。計画関連で他にご意見のある方はいらっしゃいますか。

(二神委員)

二神です。計画はPDCAサイクルに則って改訂されると思うのですが、今回配られた資料として現行の計画と次の計画骨子案があり、C、チェックの部分が計画をどのように実行して、達成されたものは何なのかできなかったものは何なのかというまとめを計画の途中で難しいとは思いますが、今の時点で分かっているところを次回以降に提示していただけると新しいものについても検討しやすいかと思います。

(石渡会長)

委員の皆様からでたご意見なども踏まえて事務局コメントあればお願いいたします。報告事項についてもお願いいたします。

(山本委員)

すいません。発言しても良いですか。

(石渡会長)

山本委員お願いします。

(山本委員)

先ほど話があった手話を文字に変えるという機械についてですが、誤訳が多いです。正確なものが出るには、まだ時間がかかると思います。手話を覚えることが無理だと学んだことがない方はおっしゃるのですが、あいさつくらいはできると思います。それだけでもできればろう者の方は親近感が湧きます。そこから生まれる人間同士の心のつながりの相乗効果は計り知れないものがあると思います。確かに日常会話が出来るようになるのは難しいとは思いますが、あいさつ程度であればできると思いますので、そこからの出発ということで地道にやっていければ良いと思います。よろしくお願いいたします。

(石渡会長)

ネット検索すると動画でも簡単に学べますからね。ありがとうございます。

(事務局)

関口委員からご質問がありました市町村との連携について今後どのように計画に位置付けていくかですが、国が作った手話施策推進法におきましては地方公共団体の責務として手話に関する施策を総合的に策定、実施していくということが位置付けられました。また、市町村の障がい者計画を改定する際には手話施策推進法の理念を反映することという位置付けがされましたのと神奈川県の条例にも第5条のところで市町村との連携及び協力という条文がございました。今までの計画には明確に記載が無かったため、新たに位置付けるというところで整理をしています。具体的には県内すべての市町村で手話の施策が進んでいくように助言、情報交換をしていくことを検討しているところでございます。また、二神委員の方からのご指摘につきましては次回にまとめた形でご報告できればと思います。山本委員からも事業者向けの手話の話がありましたが、事業者向けの手話講習会をやっております。受けていただいた事業者さんからはリピーターになっていただいており、反響があるところです。同じ顔触れになってしまうとご指摘いただいているのですが、引き続き事業者向けの講習会等も力を入れていきたいと思っております。

(事務局)

福祉部長の大澤です。条例の見直しの関係で川島委員からご意見をいただいた件について補足と確認をさせていただければと思います。条例の位置付けについては、これまでも繰り返しご説明してきてますが、この手話言語条例の建て付けの中で法制執務上、盲ろう者という言葉を用いるのが現実的困難という状況にございます。ご案内の通り盲ろう者という言葉は、法律の中にも私が知る限り定義がされてないという実情がございます。ただし、川島委員からもお話がありましたが、県の条例の中で盲ろうという言葉を位置づけるものはないか研究させていただいた中で6月の議会で当事者目線の条例については個別の施策の情報保障の対象に視覚障がい者と列挙して盲ろうが定義できるのではないかと法制執務上研究をさせていただいて、知事もまずそこから始めようということで答弁をさせていただいたという経緯がございます。こういった経緯を踏まえて、令和7年の今回の見直しには間に合わないのですが、どうすれば法制執務上、条例の中に盲ろうという言葉を位置付けて県民の方とも共有していくということができるのかということを引き続き研究をさせていただきたいと思います。

(石渡会長)

ありがとうございます。ぜひ実現していただきたいと思います。それでは議題については終了させていただきます。次に報告事項について事務局からお願いします。

(事務局)

報告資料の1と手話マークの小さなステッカーを配らせていただいております。前回の協議会で募集しますということでご報告させていただいたものが決定しました。こちらの手話マークにつきましては、県のホームページでダウンロードできる形で掲載しておりますので、ぜひ皆様お使いいただければと思います。ステッカーも若干在庫がございますので、ご希望がある場合は県にお声がけいただければと思います。

(石渡会長)

ありがとうございます。ろう学校の生徒さんもご協力いただいたと聞いております。

(事務局)

皆様、長時間にわたりありがとうございました。事務局から連絡事項をお伝えいたします。次回、令和7年度第3回の協議会は来年の2月ごろの開催を予定しております。本日の協議会はこれで閉会といたします。ありがとうございました。

(川島委員)

最後に一つ確認したいことがあります。手話言語条例とか手話推進計画は来年4月にスタートするわけではないですよね。落ち着いてもっと審議して時間がかかる場合は2年後、3年後正式に改正してスタートすることでしょうか。

(事務局)

手話推進計画につきましては、来年度いっぱいが計画期間になりますので、令和9年度から新たな計画がスタートします。計画の内容については来年度まで皆さんでご議論いただくものになります。

 

会議資料

01_R7第2回次第(ワード:24KB)

02_R7第2回出席者名簿(ワード:22KB)

03_資料1_神奈川県手話言語条例の見直しについて(ワード:31KB)

04_資料1別添_見直し調書(案)(ワード:31KB)

05_資料2_神奈川県手話推進計画の改定骨子イメージ(ワード:27KB)

06_報告資料1_「手話」マークについて(ワード:350KB)

07-1_参考資料1_手話に関する施策の推進に関する法律(手話施策推進法)(PDF:241KB)

07-2_手話施策推進法(ポンチ絵)(PDF:529KB)

08_参考資料2_神奈川県手話言語条例(ワード:24KB)

09_参考資料3_神奈川県手話推進計画(PDF:2,955KB)

10_参考資料4_神奈川県手話言語普及推進協議会設置要綱(PDF:128KB)

11_参考資料5_神奈川県手話言語条例見直し検討・神奈川県手話推進計画改定スケジュール(ワード:55KB)

 

このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部地域福祉課です。