神奈川県アレルギー疾患対策推進計画を改定しました
策定趣旨
- アレルギー疾患は、中には急激な症状の悪化を繰り返したり、重症化により死に至るものがあり、職場、学校等のあらゆる場面で日常生活に多大な影響を及ぼしています。
- しかし、全てのアレルギー疾患患者が、科学的知見に基づく治療を受けているわけではないことから、アレルギーの状態に応じた適切な治療を受けられる体制の整備が望まれています。
- こうした状況を踏まえて、「アレルギー疾患対策基本法」及び国が策定した「アレルギー疾患対策基本指針」に即し、本県におけるアレルギー疾患を有する者に対する医療の提供の状況、支援の状況等を踏まえ、「神奈川県アレルギー疾患対策推進計画(平成30年度~34年度)」を策定し、アレルギー疾患対策を総合的に推進してきたところです。
- 近年、医療の進歩に伴い、科学的知見に基づく医療を受けることによる症状のコントロールがおおむね可能となってきていますが、全ての患者がその恩恵を受けているわけではないという現状も指摘されており、診療・管理ガイドラインにのっとった医療のさらなる普及が望まれています。
- 国は、法に基づき、令和4年3月に国及び地方公共団体のアレルギー疾患対策の総合的な推進を図るため、基本指針の改正をしました。県では、本県の総合的なアレルギー疾患対策の推進を図るために計画を改定しました。
基本的な考え方
神奈川県として、アレルギー疾患対策に関する施策を3つの区分に分けて実施します。
生活環境の改善 ~アレルギー疾患の発症・重症化の予防や症状の軽減
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アレルギー疾患が、生活環境に関係するさまざまな要因によって発生し、重症化することから、関係する施策の総合的な実施により生活環境の改善を図ります。
医療提供体制の整備 ~適切な医療を受けられる体制の整備
- アレルギー疾患のある方が、お住いの地域にかかわらず、等しく医学的な知見に基づく適切な医療を受けることができるように医療提供体制の整備を図ります。
生活の質の維持向上 ~アレルギー疾患患者等を支援するための環境づくり
- 県民のみなさんが、アレルギー疾患について、適切な情報を入手することができるとともに、患者の方々が、それぞれの方の状態や環境に応じて、生活の質の維持や向上のための支援を受けることができるように体制の整備を図ります。
詳しくは以下の計画をご参照ください。
神奈川県アレルギー疾患対策推進計画(令和5年度から令和9年度)(PDF:1,531KB)