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更新日:2023年12月15日
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使用済自動車のリサイクルに関連し、「自動車リサイクル法」の概要、使用済自動車の回収・処理実績データなどをまとめています。
使用済自動車のリサイクルと適正処理を図るため、平成14年7月「使用済自動車の再資源化等に関する法律」(自動車リサイクル法)が成立し、自動車製造業者を中心とした関係業者等にそれぞれ役割分担が義務付けられました。
わが国では、年間に約400万台の使用済自動車が発生し、国内でリサイクル・処理されています。もともと、使用済自動車は中古部品や金属回収の観点から価値が高く、従来から市場原理の中で自動車解体業者などによってリサイクル・処理が行われてきました。一方、産業廃棄物の最終処分場の逼迫により、使用済自動車の処理の最終工程で発生するシュレッダーダストの処分費が高騰していることや、不安定な鉄スクラップ価格の影響等から、現在のリサイクル・処理システムがうまく機能せず、不法投棄などの懸念も生じる状況となっています。また、処理には専門技術が必要なエアバッグ類を装着した自動車も増えてきました。こうしたなか、シュレッダーダスト、エアバッグ類、カーエアコン用フロン類の、3品目の引取りとリサイクル・適正処理を自動車メーカーや輸入業者に義務づけることにより、既存のリサイクル・処理システムを健全に再生させるとともに、環境保全を一層進める目的で成立したのが自動車リサイクル法です。
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