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初期公開日:2022年6月10日更新日:2024年10月25日
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ワンウェイプラ削減の取組の、先進事例を紹介します。
ラベルの台紙をリサイクル困難な「剥離紙」から、マテリアルリサイクル可能な素材で設計された「リサイクル専用台紙」に切り替えることで、使用済みのラベル台紙をユーザーさまから「有価物」として回収します。
回収した「リサイクル専用台紙」をマテリアルリサイクルし、再び「リサイクル専用台紙」の原料に使用することで、台紙が資源として循環する仕組みとなっています。
ラベル台紙の循環型リサイクルスキーム
使用済み飛沫防止パーテーションなど、不要となったアクリル製品を回収し、独自開発した識別・洗浄・再生技術により、バージンアクリルと遜色の無いアクリル板として再生された製品が「リアライト®」です(再生材含有率80%)。また、製造工程を効率化することで、バージンアクリル製造時と比べ、CO2排出量を71%削減、地球温暖化の抑制に貢献しています。
リサイクル工程において一度ペレット化されるため、リアライト®だけでなく、成形製品等さまざまな用途へ応用ができ、また、アクリルは繰り返しリサイクルできる材料ですので、限りある資源の「循環」が可能です。
(リアライト®はエコマークを取得した唯一、国内生産のアクリル板です)
廃棄されるはずの卵殻を特許技術で再利⽤して⽣成されるバイオカルシウム(バイオプラスティック)は無害かつ天然抗菌作⽤があります。地下資源や植物を犠牲にすることなく、従来のプラスチックに代わる素材として活⽤することができ、PLA(ポリ乳酸)等の⾷物原料と違い、材料供給が天候や⼈間の⾷料事情に左右されない素材です。
プラスチックの特性を損なうことのない優れた代替品として活用でき、混合使⽤でのリサイクルが可能です。また燃焼させた際、毒性物質を出さない卵殻は天然の生分解性の素材であり土壌に還元することができます。
この素材を原材料としてマルチフィルム、ゴミ袋、おもちゃ、工業用トレー、PVC(ポリ塩化ビニル)などの幅広い用途への利用が可能です。
食品トレー「P&P リ・リパック」は、3層シートの上下をバージン原料、中間層に再生材料を使用し、さらに上部にもう一枚特殊PPフィルムが貼られています。使用後にフィルムをはがすことで、洗わなくてもきれいな状態で回収することができます。(エコマーク認定商品)
植物油などのバイオマスを原料とし、微生物発酵プロセスによって生産されるポリマーです。自然界の海水や土壌に存在する微生物により分解され、最終的には炭酸ガスと水になります。ストロー、レジ袋、カトラリー、食品容器包装材などの幅広い用途への利用が期待されます。
2020年7月~2021年2月の期間、有料のレジ袋を辞退した方を対象にお買い物200円ごとにスタンプを進呈。スタンプは30個で割引クーポンや無料クーポンと引き換えが可能で、クーポンの対象商品も環境に配慮したエコな商品でした。
「ファミマカフェ」で提供する容器に、ストローなしでコーヒーを飲むことができる蓋を採用。また、マドラーは本体を木製、外装を紙製のものに変更しました。
そのほか、サラダ全品の容器をバイオマスプラなどを含む環境配慮型のものに変更、プライベートブランドのヨーグルト飲料の容器を紙製のものに変更するなどの改良を行っています。
2006年から全店の青果売場で、バイオマスプラスチックを100%原料とした透明ケースやフルーツパックを導入しています。
このページの所管所属は環境農政局 環境部資源循環推進課です。