更新日:2020年10月2日

ここから本文です。

第45回(第6期第1回)水源環境保全・再生かながわ県民会議審議結果

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

第45回(第6期第1回)水源環境保全・再生かながわ県民会議審議結果

開催日時

令和元年5月15日(水曜日)17時30分から20時00分

開催場所

神奈川県庁 新庁舎5階 第5会議室

出席者【座長・副座長等】

鈴木 雅一【座長】、大沼 あゆみ【副座長】

青砥 航次、石本 健二、太田 隆之、小笠原 多加子、岡田 久子、上宮田 幸恵、久保田 修映、倉橋 満知子、谷本 有美子、土屋 俊幸、時田 愉季子、豊田 直之、根岸 朋子、羽澄 俊裕、原田 武司、星野 澄佳、増田 清美、宮下 修一、矢内 耕二、吉村 千洋

次回開催予定日

令和元年10月中旬

所属名、担当者名

水源環境保全課、水源企画グループ 加藤、髙橋

掲載形式

議事録

審議(会議)経過

(事務局)
 定刻となりました。
 ただ今より水源環境保全・再生かながわ県民会議を開会いたします。開会に先立ち本日の委員出席状況について、ご報告申し上げます。本日の委員出席状況ですが、現在20名のご出席を頂いており、県民会議設置要綱第5条に規定する定足数を満たしております。ただ今から第45回水源環境保全・再生かながわ県民会議を開会いたします。
 本日の出席委員につきましては、机上に出席委員の一覧を配布いたしておりますので、ご確認ください。
 開会にあたりまして、神奈川県浅羽副知事からご挨拶申し上げます。
(浅羽副知事)
 神奈川県副知事の浅羽でございます。お集まりいただきありがとうございます。5時半から8時までという長丁場の会議ではありますが、皆様に、ご尽力頂いていると感謝を申し上げる次第であります。今回県民会議が新たにスタートするわけですが、総勢24人の委員に就任していただきまして、そのうち9名の方が新規委員になっていただいております。様々な新しいご意見をお寄せいただければありがたいと思っておりますし、引き続きお願いする方も多くいらっしゃり、ご尽力を感謝するとともに、今後も引き続きお願いしたいと思っております。
 水源環境保全・再生の取組を進めて行く為には何よりも、県民の皆様のご理解とご協力が不可欠であります。水源環境保全・再生を進める為に、特別な税負担を県民の方々に頂戴しておりますので、その支援を頂いている成果を見せていかなければならない、また実効性のあるものにしていかなければならない、さらに効果的な再生をしていかなければならないと考えております。
 施策大綱の策定は平成17年で、それから10年以上経ちました。後残り8年です。目標20年とさせていただきましたが、今は、途中の時期にきており、これから残り8年をどの様に取り組んで行くのか、未来の形に向けてどの様に行くのか正に正念場であると感じております。
 10年間の取組によって、森林の下層植生は改善もされてきました。私も現地に参りましたが、下草に日が当たり、再生が進んで来ていると実感しております。また、生活排水対策、河川対策も進んでいると実感している所であります。ただ、この8年間をどの様にしていくのか、さらに8年間経った後、県民の貴重な財産である森林、水源環境をどの様に維持していくのか、それは大きな課題であると思っております。
 その様な事も含めてこの3年間は、最終の5か年計画を作る大切な時期でもありますので、皆様方のお知恵を一つ一つ拝借しながら、より良い計画作りに取り組んで参りたいと思っている次第です。
 私の方もしっかり成果を県民の皆様にお示しして、「水源環境保全税が我々にはあって良かった」と思える様な取組の成果としていきたいと思っております。
 その中におきましても、県民会議は一番大切な位置づけであります。行政指導で行っているものではありません。やはり県民目線、皆様方の目線で我々に提案、ご指導いただき、それを我々が実施していく為には、県民会議の皆様の多くの協力によって、県民フォーラムを含め県民へのPRをご尽力頂いている所であります。今後も引き続きご協力頂く事を重ね重ねではありますが、私の挨拶とさせていただきます。
 本当にありがとうございます。
(事務局)
 なお、浅羽副知事は所用の為、ここで退席とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
(浅羽副知事)
 今後ともよろしくお願いいたします。
(事務局)
 次に、本日出席しております県の職員を紹介させて頂きます。
―県側出席者紹介―
 次に、県民会議の公開基準等について3点ご説明いたします。
 まず、会議の公開、非公開についてです。お手元の資料1をご覧ください。こちらの資料1は県民会議の設置要綱となっておりますが、こちらの第8条により、県民会議は原則として公開で開催しております。公開の方法につきましては、同じく資料1の参考資料2、傍聴要領が添付されております。そちらの定めに基づきまして、傍聴を行っております。なお、本日におきましては、傍聴はございません。
 続きまして議事録の公開、非公開についてです。資料1をご覧ください。設置要綱第8条第2項により議事録は公開させて頂きます。議事録の内容としましては、委員の皆様の氏名を記載した発言記録とし、事務局が作成しました案を出席して頂いた委員の皆様にご確認して頂いたのちに県のホームページにて公開させて頂きます。
 続きまして、会議の様子の記録についてです。報道関係の方や県の職員が会議の妨げにならない範囲で写真等の撮影をさせて頂く事がございます。県職員が撮影した写真につきましては、県のホームページ等で広報媒体に掲載する事がございますのでご了承ください。
 以上、県民会議の公開等についてご説明いたしました。
 続きまして、今回第6期委員による最初の県民会議でありますので、委員の皆様初顔合わせとなります。ここで委員の皆様をご紹介させて頂きたいと思います。お手元にございます出席者名簿の順でご紹介させて頂きます。
―委員出席者紹介―
 それでは、これより議事に入ります。議事の進行につきましては座長をお決め頂くまでの間、事務局にて務めさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。
 それではお手元の議事に沿って進めさせて頂きます。

議題(1)第6期水源環境保全・再生かながわ県民会議の運営について
(資料1により、水源環境保全課石郷岡グループリーダーから説明)

 県民会議の座長選任について再度ご説明いたします。資料1、県民会議設置要綱第4条第2項に記載のとおり、「座長は、県民会議の委員の互選により選任し、副座長は委員の中から座長が指名する」としております。これに基づいて議事を進めて参ります。
 座長の選任ですが、互選となりますので、どなたか立候補もしくは、ご推挙頂ければと思いますが、委員の皆様いかがでしょうか。
(青砥委員)
 鈴木委員にお願いするのが適当だと思います。理由といたしましては、この件に関しまして、深い学識をお持ちである事と、水源環境保全税の状況につきまして精通しておられる事、また、今まで拝見させていただいておりまして前期までの座長としての采配が大変適任であると感じた事です。よろしくお願いいたします。
(豊田委員)
 私も鈴木委員にお願い出来ればと考えております。鈴木委員は今、青砥委員からもお話がありましたとおり、第5期の座長も務められ、県の施策、水源環境、森林環境に非常に精通されております。これから国との連携を考えると、国のことも情報通であり全体を広く見渡して取り纏めて頂けるのではないかと思いますので、鈴木委員を推したいと思います。よろしくお願いいたします。
(事務局)
 ただ今、鈴木委員を推薦する旨の発言が二人の委員からございましたが、他の委員の方々はいかがでしょうか。
(委員一同)
 異議なし。
(事務局)
 異議なしとの声を頂きましたが、鈴木委員はご承諾頂けますでしょうか。
(鈴木委員)
 はい、大変過剰なお言葉を頂きまして、お断りする理由は無さそうです。承知いたしました。よろしくお願いいたします。
(事務局)
 それでは、座長には鈴木委員にご就任して頂きます。鈴木座長はお手数ですが、座長席の方へお移り頂けますでしょうか。
 それでは鈴木座長、早速ではございますが、一言ご挨拶を頂ければと思います。
(鈴木座長)
 鈴木でございます。ご推挙頂きましてありがとうございます。私は今日から第6期の委員との事ですが、第4期の時に施策の委員長をさせて頂きました。今期は座長という事ですが、既に事務局から運営について説明をしましたし、浅羽副知事が会議全体の事を端的に述べられていました。ここで私が繰り返す事はないのですが、資料1の一番目に記載のこの会議の主旨が「水源環境保全・再生の取組の推進について、広く県民の意見を反映させるため」となっております。私としては、広くご意見を反映させて、まずは委員の皆様のご意見を伺い、それから広く県民の意見を伺って運営を努めたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
(事務局)
 ここからは、鈴木座長に運営をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
(鈴木座長)
 ここからは、今日の議事次第に沿っていきますが、今は、議題(1)県民会議の運営についてで、座長が決まったところです。次に、先ほども説明がありましたが、副座長をお願いする事になります。先ほどの資料1、設置要綱第4条に副座長に関わる規定があり、座長から指名する事となっておりますので、私から指名させて頂きます。
 私は主に森林に関わる事が専門となりますので、副座長は環境経済学がご専門で、環境全般に広く思慮をお持ちの大沼委員にお願いしたいと思います。大沼委員いかがでしょうか。
(大沼委員)
 ありがとうございます。謹んでお受けいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
(鈴木座長)
 ありがとうございます。大沼副座長、副座長の席にお願いします。それでは一言ご挨拶をお願いいたします。
(大沼副座長)
 第6期の副座長を務めさせて頂きます事となりました。よろしくお願いいたします。先ほど座長より紹介頂きましたとおり、環境経済学を専門にしておりまして、主に県民会議で県民に対するアピールの一つとして、どの様な形で森林や水質の改善が行われているのかということと、経済評価について今期議論していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
(鈴木座長)
 ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
 引き続き、資料1にあります設置要綱第6条専門委員会等の設置がありますが、先ほど説明頂いたとおり、施策調査専門委員会と市民事業専門委員会の委員の選任を行います。選任方法といたしましては、その要綱の第2項のとおり座長が指名となっておりますので、私から指名させて頂きます。
 各専門委員会の委員長は、委員会で委員長を決めます。ここでは委員の指名をいたします。
 まず、施策調査専門委員会ですが、6名の方を指名させて頂きます。大沼副座長、太田委員、岡田委員、土屋委員、羽澄委員、吉村委員の6名にお願いしたいと思います。それに私を加えて7名の体制で行いたいと思います。
 次に、市民事業専門委員会ですが、5名の方にお願いいたします。青砥委員、石本委員、谷本委員、服部委員、増田委員の5名にお願いしたいと思います。
 第6期県民会議の専門委員会は以上のメンバーで運営して参ります。よろしくお願いします。
 ここまでが議題(1)となります。何がご質問はありますでしょうか。特によろしければ、議題(2)に移ります。
 議題(2)は、水源環境保全・再生施策についてでありますが、これは新しい委員もいらっしゃる事なので、水源環境保全税についてと、この事業の経過経緯と取組の概要を簡潔に事務局から説明を願いします。

議題(2)水源環境保全・再生施策について
(資料5から資料7により水源環境保全課鈴木副課長から説明)

(鈴木座長)
 大変ありがとうございました。
 机上配布されている資料で言えば、今お示し頂いたパワーポイントそのものは、カラーのパワーポイントをコピーした資料ですが、事前配布のものとしては、平成17年に神奈川県が作られた施策大綱です。20年の計画が大綱として述べられていて、現在この大綱の中で計画が行われています。ただ、これは元々、5年毎に見直すという話ですので、今10年経って、5年計画の3期目の3年目というということでございます。2年終わって第6期の県民会議としては、5か年計画でいう3期の後半の施策の点検と評価ということになりますので、第4期に向けてどうするかということも含めて、この会議で議論をしていくということになります。そのために、平成17年には何を考えていたのかというのが、資料5になります。
 資料6の第3期実行5か年計画は、第4期の県民会議委員の終わるときが、ちょうど10年経ったということですので、それを踏まえて、第3期、11年目から15年目までには何をするのかということについて、議論して県に提言した結果、県として作られた現在の実行5か年計画ということでございます。ですからこの資料6というのは、今行われている計画について我々が点検評価を行う時の評価対象、ここで書いてあるようにやっていますかというのを点検するということになります。
 それから、資料7ですが、色刷りのものです。これは先ほどご紹介頂いたように、昨年の12月に開いた県民フォーラムに際して、県民会議委員の方と事務局、それから関連の部局で大変ご努力頂いて出来上がった資料であります。
 表紙のところを見て頂くと、第1章の「かながわの水源環境の今」というのは、現状、割と基本的な情報が記されています。第2章のところは、どういう考え方で税金が導入されるようになったか。第3章がどういう事業をやっているかということで、第4章は、この時点まで10年と少し経っている訳ですが、どのように県民会議が施策の評価をしたかということで、最近の評価結果をまとめたのが、1番後ろの42ページ、「施策の評価」ということになっています。全体としては、良好に進んでいるけれども、いくつかは課題がある。あるいは、これからのことを考えるには、もっといろいろな人が知恵を出すことが必要だというような、だいたいそういう雰囲気かと思いますが、もう一つ具体的に申しますと、先ほどの事務局からの説明には無かったところとしては、資料7の41ページで、我々がやる評価の考え方というのが代々の県民会議の方によって、枠組みがかなり決まっております。一番左側は森に係る事業と水に係る事業があって、一つ目は、行われた事業の数量とか予算が計画と実態が合っているかどうかというのを見るような点検です。その次が、そういう事業によって、きちんと下草が生えたかとかそういうのを、事業をやった場所について、上手くいっているかどうかを実際に質的にチェックするような話です。右側の方に行きますと、そういう事業が組み合わさって、最終的な「将来にわたる良質な水の安定的確保」というところに役に立っているかどうかという総合的な評価ということに進んでいく訳です。
 ただ、今まではどちらかというと、そこにありますアウトプットとか、1次的アウトカムという、ピンク色や水色で書いてある辺りが中心の議論をして参りました。これから3期、4期になると2次的アウトカムとか最終的アウトカムという、ここの一つ一つの事業が仮に予定どおり上手くいったとしても、それは全体として、あるいはこういういくつかの事業に分かれているものが、一緒に行われることによって、良かったですねと言えているかどうかという点検にもなろうかというようなことで、ここはそういうことをやりましょうということで公約されている。我々として、こういう考え方で良いのか、あるいはもっとうまいやり方があるのかというご意見も頂きながら、ここの最後のところに書いてある施策の評価というところを、なるべく客観的に数量的にお示しできるような枠組みを作りながら評価も行っていくというようなことだと思っております。
 こういうことは、あまり、他の自治体は、ここまでやっていません。先ほどの41ページで言うと、量的指標のところで予定どおり事業をやりましたかというくらいが関の山というところが多くあるわけでして、非常に意欲的な評価方法ではありますが、それなりに多分、事務局にとっても、県民会議にとっても、なかなか大変な作業ということを含めて、ご紹介しました。
 今、県のご説明について多岐にわたるので、難しいところがありますが、何かご感想を含めて、ご質問やご意見があれば、ここで承ります。
 よろしいでしょうか。後程、いくつかの点については、具体的に関わることも出てくるかと思いますので、議事を先に進めたいと思います。
 それでは、三番目の議題は、第5期水源環境保全・再生かながわ県民会議からの引継事項についてです。
 第6期が始まった訳ですが、前の期の委員が第6期についての引継事項を資料8にまとめております。まず全体について、事務局からご説明を頂いた上で、施策調査専門委員会や各チームのご担当の方から補足のご説明を頂くというふうにしたいと思います。それでは、事務局の方からお願いします。

議題(3)第5期水源環境保全・再生かながわ県民会議からの引継事項について
(資料8により、水源環境保全課加藤主査から説明)

(鈴木座長)
 資料8の2ページ目に4点引継事項があります。過去の県民会議でいろいろ議論された中身がまとまって、こうなっている訳ですが、例えば、(2)の「施策懇談会の開催について」というところでは、この会議は議題がいっぱいあって、事務報告みたいな会議で、異議なしとういうようなことが多いという委員からの声が多くて、実際に施策の中身を委員がいろいろ意見を交わして、議論する場が少ないではないかというようなことが、何期も前の委員からも何度もご意見を頂いています。それで、第5期の委員会からですが、こういう引継書にこれが書かれて、通常の県民会議に加えて、こういうのをやろうというような運びになっております。
 (4)の「事業モニターによる県民視点での評価」というと、これは、委員が代わると、委員が何を見たいかというのを決めますので、ともすると開催時期が遅れてしまうことがあって、もっと早くからきちんと見られるようにするというような意見が交わされたというようなことが反映されました。

 続いて、吉村委員から施策調査専門委員会についてお願いいたします。

(吉村委員より、施策調査専門委員会に係る引継事項について説明)

(鈴木座長)
 続いて、増田委員から市民事業専門委員会についてお願い致します。

(増田委員より、市民事業専門委員会に係る引継事項について説明)

(鈴木座長)
 ありがとうございました。非常に活発に活動頂いておるのですが、その中で、様々な工夫をされているが、課題があるので、次の専門委員会宜しくお願いします。それでは次は公募委員を中心としてご活動して頂いている3つのチームがございまして、そこからのご紹介ということで、事業モニターチーム小笠原委員、お願いします。

(小笠原委員より、事業モニターチームに係る引継事項について説明)

(鈴木座長)
 ありがとうございました。それではフォーラムチーム、上宮田委員お願いします。

(上宮田委員より、県民フォーラムチームに係る引継事項について説明)

(鈴木座長)
 ありがとうございました。大変活発に活動頂いておりますが、大勢集まる場合、それからなかなか客が集まらない場合とありますが、少ない時は少ない時で、貴重なご意見が集まったり、いろいろな経験をされて、その上でのご提案であります。
 最後になりましたが、コミュニケーションチーム、豊田委員お願いします。

(豊田委員より、コミュニケーションチームに係る引継事項について説明)

(鈴木座長)
 ありがとうございました。第5期の委員の方々が2年間に渡って活動されていたことが、第6期の県民会議委員に申し送られています。申し送られていることは、割と行政的にもある程度重みがございますので、ここに書かれていることで第6期の委員も同意できることがあれば、それなりの重みで、前の委員の方々が後押ししてくれるというような側面もあると思います。
 資料8をご説明頂きましたが、ご質問やご意見はございますか。
(根岸委員)
 公募委員の根岸です。4番の事業モニターチームについて、確認します。平成30年度3期計画、ページでいうと13ページから、評価をした現場の数が列挙されていて、年度が新しい方が、評価をした場所が少なくなっていますが、それは何か理由があるのでしょうか。年度が古い方が、いろいろな地点を評価しているように書いてあります。
 13ページから15ページになります。評価地点のリストですね。年度が新しいと、3地点とか4地点ですが、古いと9地点とか、かなり多い地点を評価しています。
(鈴木座長)
 これは昔の話との比較になりますので、小笠原委員お願いします。
(小笠原委員)
 古い方は、そこに書いてあるとおり、以前は水チームと森チームという2つのチームに分かれて、モニターしている所は別だったらしいです。それを平成24年からは、1つのチームでモニターしています。ですから数は少なくなっています。
(根岸委員)
 分かりました。
(鈴木座長)
 今は、1日のうちに、森関係の事業と水関係の組み合わせが、場所的にも都合が良ければそういうふうに行っております。
(倉橋委員)
 事業モニターというのは、当初は森チームと水チームに分かれていまして、それが主な私たち県民会議の行動的な事業だった面があります。今聞いた中では、コミュニケーションチーム、フォーラムチーム、そして事業モニターチームの3つのチームに分かれていますので、その分事業数が非常に増えてしまっています。その関係もあって、なかなか時間的にも物理的にも取れなくなっているという面もあると思います。それで少し減っています。ただ、減ったことに対しては、私たち県民会議の委員も、やはり少ないのではないかという意見もあります。
(鈴木座長)
 ほかに何かご質問ご意見ございますか。引継事項につきましては、資料8のように、第5期の県民会議が第6期に申し送ったのを我々の代としては承ったということでよろしいでしょうか。
 それでは、次の議題ですが、議題4です。今ご紹介頂いたように3つのチームが公募委員を中心としてあるわけですが、その作業部会の再編の検討についてという議題です。まず事務局からご説明お願い致します。

議題(4)公募委員を中心とした作業部会の再編の検討について
(資料9により、水源環境保全課加藤主査から説明)

(鈴木座長)
 ありがとうございました。今回から参加された委員は、今までの委員会やチームがどういうことをやっていたかというのを、あまりご存じない段階で、急に再編がどうのと言われても、ピンとこない部分もあるかと思って、いささか心配なところもございます。もう一つは、この再編に余地があるのではないかというご意見が、例えば引継書の中のどこかに書いてあれば、前の期のご意見でもあるので、議論しやすいところですけれども、字面ではそういうことは無い、ただ、事務局としていろいろ、お考えになった上で、こういうことがあるのかどうかということでのご提案かと思います。
 これが議題になったので、これをどういう風に判断するかという議論になるのですが、この議題は検討を始めてくださいというご提案であります。今日ここで何か答えを出して、明日からこういうチームでやりましょう、という話ではありません。その上で、今日からご参加頂く方は、事情が分からないこともあって恐縮ではありますが、前からの継続の委員の方であり、この辺りの事情が分かっている方で、ご意見があれば頂きたい。
(豊田委員)
 私は前期、コミュニケーションチームのリーダーをやりながら、県民フォーラムチームにも入って、チームの一員として動いてきましたが、正直な話、ここに非常に似たようなことをやっているので、というようなことが書かれているのですが、実質的には県民フォーラムチームの方は、県民フォーラムというイベントの企画運営がメインであり、コミュニケーションチームは広報のツールの検討だったり、ツールを作ったり、それからまた県民フォーラムに対して、フォーラムチームの後方支援をするみたいなところがあったので、まとめることに何の意義があるのだろうというか、逆に、まとめると扱いやすくなるからということであれば、ひとつのものにして、中を2分すればいいだけの話だと思うし、今この書き方で一緒にすることのメリットが入ってこないというのが正直なところです。
(鈴木座長)
 ありがとうございます。まず、委員の方でご意見のある方から、いくつか伺って、事務局に対してのお尋ねに対しては、まとめてコメントがあれば頂くという形にしたいと思いますが、他に何かご意見はございますか。
 先ほどの引継書のところはそれぞれのチームに来歴もそれぞれ書いてあって、事業モニターチームの歴史が一番長いです。それから広報をもっとやった方が良いということで、フォーラムチームが出来て、またそれから多分第2期の時に、3チーム制になったのですが、引継書のコミュニケーションチームの来歴のところを見ると、第1期の時は、しずくちゃんのニュースレターというのを出していました。31ページに第1期の平成20年度から23年度は10号に渡ってニュースレターを発行しているのです。これは多分、かなりの負担というか大仕事をされたのだと思います。それが1期の終わりくらいで、見直しで無くなって、他の方法でのコミュニケーションということになったようですが、もしその辺りの経緯をご存じの委員の方がいたらお願いします。
(倉橋委員)
 コミュニケーションチームに関する情報として、ニュースレターがありました。ニュースレターは事業モニターをした後に皆で作っていたものです。紙媒体でA4サイズ2枚でしたが、広報の媒体としてあまり読まれていないということで、違うものを作るようになったという経緯があります。フォーラムに関しては地域ごとに1年間に3回くらい、ミニフォーラム的に川崎地区だとか、県央地区だとかに分かれてやっていましたが、かなり負担になってきたという部分があります。講師を選ぶなど、企画する際に大変だったり、来る方々も限られた方しか来ないので、もっと広く浅く大勢の方に知らせなければならないというところから、もりみずカフェが始まりました。それは非常に大勢の方に知らせることができて良いので今も続けられています。
 同じ広報ですが、この10年で、やり方が少しずつ変わってきました。フォーラムの回数が増えてきて、毎月のように何かしらあるので、結構な事業数になってしまった。コミュニケーションチームの場合も、ばらばらにすると問題も出てくると思う。やはり各チームにおいては皆さんときちんと話し合ってつくっていくものなので、フォーラムチームとまとまってしまうと、ばらけるかと思います。
(上宮田委員)
 私は検討の余地ありという派です。県民フォーラムチームを担当させていただいて、まず県民の皆さんは水源環境保全税を取り入れた施策を知らない人が多い。そうすると県民フォーラムチームで挑んだときに、公募委員の方なり、もっと多くの皆さんにご協力いただいて、私たちの役割である県民の皆さんへの周知に努める。その周知については、もしかしたらこの2つを統合して手厚くした方が、それが出来るのではないかという希望を持ちます。それから事務局側が、3つに分かれているチームの会議開催の準備、調整にかなり大変な時間を費やすと推察されるので、私は検討の余地はあると思います。
(増田委員)
 私は倉橋委員と同じで第1期から関わっておりまして、当時、コミュニケーションチームに入っておりました。ニュースレターの説明はおっしゃるとおりです。最初の頃は県民フォーラムとコミュニケーションチームは、ほとんど棲み分けされていた。もりみずカフェ形式になった時点だと記憶しているのですが、コミュニケーションチームの人間も担い手になっていまして、関係団体の方も入っていましたが、メンバーがほとんど同じです。フォーラムチームのメンバーも、コミュニケーションチームのメンバーも同じに入っているということは、1つでなく2つ入っている人が多いので、会議自体を別々にしても、メンバーが変わらなくなります。たとえば、もりみずカフェの開催時期が近くなってくると、両方のチームが合同になってくる。ここ何年かは、そういうふうにしている。豊田委員がおっしゃるとおり、紙芝居や絵本だとかは、コミュニケーションチーム単独での成果物ではあるが、一つにまとめた中にも棲み分けができる部分もあると思うので、統合するのも悪くないと思う。
(小笠原委員)
 私も統合派です。私も3つのチームに入っていました。結局、もりみずカフェのときに、県民フォーラムチームとコミュニケーションチームと入っておりました。コミュニケーションチームでは、今回、紙芝居と絵本という媒体ができたので、これから直していくとしたら、展示のときのパネルくらいだと思います。それだったら一緒にして2つを合わせた方が、意見が分かりやすくて良いと思います。片方だけだと、どうして絵本が出来たかという経緯もわからない方がもりみずカフェでやるよりも、過程が分かる方と一緒にやった方が進みやすいと思う。
(星野委員)
 イベントの企画や運営に関してコンセプトがあって、イベントがあって、それに則した運営があると思います。同じようにリーフレット等で伝える内容とリンクしていないと、コンセプトがずれてきてしまう。ある程度コアの部分ではつながると思いますので、その部分では一緒に作業しないと成り立たないと考えていました。先ほど、増田委員からお話があったように、その中で棲み分けが可能だと私も感じています。
(鈴木座長)
 ありがとうございます。いろんなご意見をいただきました。県民会議の会議等をなるべくシンプルにするのは私たちが目指さなければならない、私たち自身の行動を検証するということです。一つ一つの活動というのは、それぞれの委員の活動で担われている。それぞれの課題について、これは私が担うというコアな活動も必要です。そういう意味で、仮にチームを減らすといっても、担い手の担当者の数を減らせば良いということではないと思います。最初に申し上げたとおり、この議題は突然ですし、こればかり議論しても仕方がないので、皆さんのご意見を伺ったということで、継続審議として次の県民会議は夏を越した後になるかと思いますが、それまでは現行の3チームの体制で進めていただき、その中でそれぞれのご意見をいただき、次の県民会議で議題を調整していただきたいと思います。ここでもう一言言いたいという方はどうぞお願いします。
(土屋委員)
 資料9の施策評価チームについてです。施策評価チームというのは仮の名前だから変わる可能性もあると思うのですが、現行の役割だと事業モニターがキーワードでしたが、事業モニターと施策の評価はかなりかぶっている部分もあると思う。私の感覚では、現場へ行って事業を見て評価するという意味合いが強く、施策の評価とは間接的に評価するというイメージがある。つまり事業モニターの今のやり方を見直すという意味が込められているのか、もしくは事業モニターを担当されていた方が、自分たちがやっていることを変えていこうというご意見があるのか聞きたい。
(鈴木座長)
 今のご意見は作業部会再編とは直接の関わりはないけれど、作業部会を再編する議論があるのなら、考え直してみると、施策調査専門委員会でやっている評価と事業モニターチームがやっている評価が役割としてつながるという議論があるのではないかというご指摘、ご提案でしょうか。
(土屋委員)
 施策調査専門委員会の話ではないです。
(鈴木委員長)
 事業モニターのことでしょうか。
(土屋委員)
 はい。
(鈴木委員長)
 事業モニターのご担当で、何かご意見ありますか。
(小笠原委員)
 事業モニターは、公募委員が全員参加型なのです。それで施策にはどういうものがあるかという勉強の場でもあると私は考えています。それに対して、事業評価シートへ学識経験者ではない一般の人が書いた意見を書かせていただいて報告しています。これは、これとして残していくべきではないでしょうか。
(鈴木座長)
 今後いろいろなところでの議論はあると思いますが、事業モニターチームが行う評価と、施策評価専門委員会が行っている評価は、全く独立した形でも良いと思います。それぞれが相互に影響を与え合ってより適切な評価へ至るという考え方もあって良いと思います。だけど現実的には、どちらとも明示的にはしないで、多様な意見を反映する中で、共存するという辺りかと思う。どこかの時点では相互にどう考えるのか、相互影響を与え合うのは必要かと思う。専門家が評価したら正しいかというと、決してそういうことはなく、見落としている視点もたくさんある。県民会議として事業を行っている現場へ行って、話を聞いて、上手くいっているかどうか、こういう視点も必要なのではないかというコメントは極めて大事だと思う。さらにそれを活かすかたちで、施策の全体の評価とどうつなげるかということ。今でも単年度の報告書では、表に記載はされているが、土屋委員からのご指摘のように、相互関係についてきちんと語ったことはないかもしれません。どこかで必要だと思います。
 よろしければこの議題に関しては継続審議ということで、次に移ります。
 次の議題は、現場説明会の実施についてということで、事務局からご説明をお願い致します。

議題(5)現場説明会の実施について
(資料10により、水源環境保全課加藤主査から説明)

(鈴木座長)
 現場説明会は従来だと、県民会議の委員が交代したときの1回目は最初に事業モニターをすぐに行うのではなく、現場説明会という形で、一度現場を拝見して、そこで説明を伺って、委員同士も議論しようという趣旨です。
 今回、第6期になったので、6月の下旬にどこかへ視察に行きましょうというご提案だと思います。この会議が終わってから日程調整のご連絡をいただけるのですね。何かご質問等はありますか。
(青砥委員)
 今の時期に6月の下旬と言われると、なかなかスケジュール調整が大変なので出来るだけ早く決めていただきたいと思います。
(事務局)
 早急に日程を決めてお知らせします。
(鈴木座長)
 よろしくお願いします。他に何かございますか。現場説明会は公募委員に限らず、出来るだけ多くの方にご参加いただきたいということです。
 次に、施策懇談会の実施について、事務局から説明をお願いします。

議題(6)施策懇談会の実施について
(資料11により、水源環境保全課加藤主査から説明)

(鈴木座長)
 施策懇談会は、せっかく県民会議の委員になっているのに、県民会議の本体では時間に追われて言いたいことが言えない、委員としては時間が少ないというご意見も多々伺っていて、それだったらある程度時間に制約をしないで、それぞれの気になっていることや、詳しく知りたいことをきちんと情報提供を受けたいという趣旨だと思います。だから、特段やり方が決まっているわけではないですが、今ご紹介いただいた実施方法にあるように、本日伺った施策展開の考え方や事業内容を詳しく聞くのもありかもしれないし、それは既にこういう資料を見れば分かるので、その先のことを質問し、議論したいということもあります。
 ここにあるように何回か委員の皆さんにお尋ねする機会があると思いますので、取り上げてほしい内容があれば、そこに書いていただき、そのように準備したいと思います。ただ、実施までのスケジュールについて、懇談会の実施の日にちと場所を早急に決めましょう。その次に、委員の意見は何回聞いても良いと思うので、1回目は6月下旬と言わずに6月の中旬くらいに前倒しして1回目の照会が出来れば良いと思います。あとは、次の議題でスケジュールがありますから、その中で、施策調査専門委員会が各チームの会議に合わせてご意見を伺いながら実際の施策懇談会の方を煮詰めていきたいと思います。場合によれば、経済評価が具体的にどういうものなのか、今までどんな検討をしてきただとか、過去はどういう評価になったかというのを、じっくり解説していただき、議論を述べ合うというのもある。現時点では決まっていませんが、いろんな切り口があると思います。皆さんのご意見をいただきながら進めていきたいと思います。
 次に、令和元年度のスケジュール(案)について、事務局からご説明をお願いします。

議題(7)令和元年度県民会議スケジュール(案)
(資料12により、水源環境保全課加藤主査から説明)

(鈴木座長)
 資料12の下の表は今年度の予定と、上の表は20年の計画の後半10年分の表で、どのタイミングで、どのようなことをするのかをご提示いただいています。私はこれを拝見して、先ほどの作業チームをどうするかという話は議論しながら進めていくが、それぞれで従来やっていたことからすると、このくらいのイベントはあるだろうということになります。それからもう1つ、上の方の後半10年分という図を見ていただくと、5か年計画の3期目の委員の任期は6期目で、令和元年というところを見ていただくと、中間評価第2回と次期計画への意見書を作るという仕事がある。なぜこのタイミングかというと、オレンジ色の点線で書いてあるように、第4期は今から3年以上先のことではあるのですが、この議論は県の段階では来年から始まります。県議会などの承認を得て始まることになるので、県としての作業は令和2年から始める。そこに我々が意見を申すには、遅くても来年の5月までだということが書いてあります。そこに今までモニタリングや調査をされた結果を数値的にもバックグラウンドにして、根拠を持った我々の意見を述べようとすると、今年中にある程度議論しておかなければいけない。県民の意見を聞きながらやっていくとなると、今度は下の県民フォーラムという欄を見ていただくと、2月にシンポジウム形式でやるので、この辺で我々の原案をお示しして広聴会ではありませんけれども、広く意見を聞いたというスタイルで来年の5月に、今の事業を第4期にはもっとこうしてほしいということが言えると良いというスケジュールになっています。水源環境保全税という税金も含めて、県という大きな組織で事業を行っていくには、このくらいの時間がかかることをご了解いただきたいです。
 これに対してご意見ございますか。よろしいでしょうか。この中には先ほども申しました施策懇談会等が予定として含まれておりますので、よろしくお願いします。
 予定した議題は以上ですが、この際、議事を閉じる前に発言ご希望の方がいらっしゃれば承ります。
 よろしいでしょうか。皆様のご協力の結果、予定どおりに議事を進行することができました。事務局へお返しします。
(事務局)
 皆様、お疲れ様でございました。事務局より、今後の予定をお知らせします。5月20日月曜日ですが、公募委員の皆様を中心としたチームの役割についての合同説明会を予定させていただいています。公募委員の皆様や関係委員の皆様には、こちらから出席の依頼をさせていただいていますので、ご出席予定の方につきましては、よろしくお願いします。
 また、机上配布した資料で第43回環境研究合同発表会開催のお知らせというのがあります。こちらのプログラムを見ていただきますと、2番に環境科学センターからの環境DNAを用いたサンショウウオ調査の試行結果と今後の展開についての発表がありますので、チラシを配布した上、お知らせします。事務連絡は以上となります。
 これをもちまして、第45回水源環境保全・再生かながわ県民会議を閉会させていただきます。
 本日は皆様どうもありがとうございました。

会議資料

次第(PDF:183KB)

資料1 水源環境保全・再生かながわ県民会議設置要綱(PDF:198KB)

資料2 水源環境保全・再生かながわ県民会議の仕組み(PDF:192KB)

資料3 水源環境保全・再生かながわ県民会議 施策調査専門委員会設置要綱(PDF:183KB)

資料4 水源環境保全・再生かながわ県民会議 市民事業専門委員会設置要綱(PDF:173KB)

資料5 かながわ水源環境保全・再生施策大綱(PDF:2,111KB)

資料6 第3期かながわ水源環境保全・再生実行5か年計画(PDF:5,213KB)

資料7 かながわ水源環境保全・再生 これまでの取組み(1)(PDF:7,565KB)

資料7 かながわ水源環境保全・再生 これまでの取組み(2)(PDF:9,232KB)

資料8 第6期水源環境保全・再生かながわ県民会議への引継書(PDF:984KB)

資料9 作業チーム再編の検討について(PDF:201KB)

資料10 現場説明会の実施について(PDF:169KB)

資料11 施策懇談会の実施について(PDF:188KB)

資料12 令和元年度 県民会議スケジュール(案)(PDF:227KB)

資料1参考資料1 水源環境保全・再生かながわ県民会議の公開等の扱いについて(PDF:178KB)

資料1参考資料2 水源環境保全・再生かながわ県民会議 傍聴要領(PDF:192KB)

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は環境農政局 緑政部水源環境保全課です。