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更新日:2025年1月24日
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森林に降った雨の50%は地中にしみこみ、地下水となってゆっくり川や海に出たり、木の根に吸い上げられて木の葉から蒸散します。
「森林・コンサベーション」日本治山治水協会より
森林の土壌は、スポンジのような構造になっており、隙間に裸地の3倍もの水を蓄えています。
(出典:村井宏・岩崎勇作「林地の水および土壌保全機能に関する研究」1975)
雨水が森林の土壌を通過することにより、窒素やリンが吸着され、きれいな水に生まれ変わります。
第17回国際林業研究機関連合(IUFRO)世界大会論文集(昭和56年)
私たちが普段、使用している水は森林からやってきます。神奈川県では4つのダム(相模ダム・城山ダム・宮ヶ瀬ダム・三保ダム)が森林から流れ込んだ水を水がめとして貯めて、県民の皆さんが必要な水の9割以上を賄っています。特に森林から遠く離れた都市部の横浜市で使用されている水道水のうち約3割、また川崎市の約4割の水は県西地域に流れる酒匂川から取水し、供給されているのです。
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