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更新日:2024年6月19日
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神奈川県が庁内で取り組む「環境にやさしいイベント基本方針」の説明ページです
「いのち輝く神奈川」の実現に向けて、SDGs(持続可能な開発目標:SustainableDevelopmentGoals)の推進に取り組む神奈川県では、自らが率先して環境への負荷を低減するため、イベントの企画段階から終了までの各段階における環境配慮に取り組むための「神奈川県環境にやさしいイベント基本方針」を定めています。
(1)対象イベント
基本方針の対象イベントは、県民や企業、団体等の参加を見込む式典・行事・催し等(シンポジウム、フォーラム、講演会、研修会、展覧会、競技会、大会、祭りなど。ただし、学校等における入学式、卒業式、始・終業式は除く。)とする。
(2)対象実施主体
県が主催または共催するもの及び実行委員会等が開催するもののうち、県が主体的に管理できるものとする。
ただし、常設展示など、期間を限定していないものについては、この限りではない。
なお、複数の実施主体が、同一名称下でイベントを行う場合は、各実施主体を対象とする。
(1)イベント実施者の責務
イベント実施者(イベントを実施する課若しくは出先機関の長又は実行委員会など実施団体の長を指す。)は、イベントの実施に伴い、環境へ影響を与える要因を認識し、企画、準備、実施、終了までの各段階において環境配慮を行う。
(2)環境配慮の分野
配慮すべき環境の分野を6項目とし、イベント実施者が取り組む事項を定める。「環境配慮として取り組む事項」(別紙)(PDF:242KB)
(ア)自然環境及び周辺環境
自然環境の保全や生態系の維持、周辺環境などに考慮して、自然と調和したイベントとなるよう配慮する。
(イ)廃棄物
廃棄物の発生量を最小限にするとともに、発生する廃棄物はリサイクルに努めるため、次の3点(3つのR)を廃棄物対策の基本とするとともに、「かながわプラごみゼロ宣言」を踏まえ、プラスチック製ストロー等の利用を控え、ペットボトルの3分別による回収、資源化を徹底する。
○ リデュース(Reduce)・・・廃棄物の発生をできる限り減らす。
○ リユース(Reuse)・・・不要となったものでも使える物は、できる限り繰り返し使う。
○ リサイクル(Recycle)・・・繰り返し使えないものは、資源として活用する。
また、やむを得ず発生した廃棄物については、適正に処分する。
(ウ)交通
自動車の利用による排気ガス発生や燃料の消費、会場周辺地域における渋滞の発生など交通手段による環境負荷を最小限とするような会場設定・運営を行う。
(エ)CO₂削減・省エネルギー・省資源
イベントの開催にともない発生する二酸化炭素やエネルギー及び資源の使用量の削減に努め、物品やサービス購入にあたっては、環境に配慮したものを優先する。
(オ)普及啓発
イベントの開催を環境保全に対する理解や実践活動を促進する機会としてとらえる。
(カ)運営体制
イベント実施者は、以上(ア)~(オ)までの環境配慮を実行するために必要な運営体制を整備する。
イベントの実施にあたっては、「環境配慮として取り組む事項」(別紙)(PDF:242KB)に定める項目のうち、該当するものについてできる限り多くの項目を実施するものとする。この場合、重点項目については、環境にやさしいイベントとするために必要不可欠な環境配慮項目であるため、参加予定者数が500人以上のイベントは、原則として実施するものとするし、500人未満のイベントについても、実施に努めるものとする。
この基本方針は、必要に応じて見直しを行う。
上記1(1)の要件を満たし、県が主催または共催するもの及び実行委員会等が開催するもののうち、県が主体的に管理できないイベントについては、県が関与できる程度に応じて、環境に配慮したイベントとなるよう主催者に協力を求める。
このページの所管所属は環境農政局 環境部環境課です。