更新日:2021年8月20日
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平成27年度神奈川県下の水質事故発生状況について掲載しています。
平成27年度の神奈川県内の水質事故発生件数は250件でした。なお、平成25年度は269件、平成26年度は272件でした。
内訳魚死亡 15件(6.0%)
油浮遊 116件(46.4%)
その他(着色・汚濁等) 119件(47.6%)
水系別では、境川水系が57件で最も多く、以下鶴見川水系が32件、相模川水系が29件となりました。
平成27年度の神奈川県内の水質事故250件のうち、事故原因が判明したものは102件で、全体の40.8%となっています。
内訳魚死亡 6件(40.0%)
油浮遊 51件(44.0%)
その他(着色・汚濁等) 45件(37.8%)
※割合はそれぞれの水質事故におけるものです。
原因が判明した102件のうち、工場など事業所によるものが47件(46.0%)と最も多く、工事によるものが19件(18.6%)、不法投棄によるものが2件(2.0%)、交通事故によるものが11件(10.8%)、一般家庭及びその他のものが原因であるものが21件(20.6%)、自然現象によるものが2件(2.0%)でした。
※原因別の割合は事故原因が判明した水質事故におけるものです。
平成27年度の月別発生件数を見ると、6月が31件で最も多く、12月が最も少なく13件でした。
※横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市及びその他県域では、それぞれ水質事故の集計方法が異なるため、合計数が異なる場合があります。
平成27年4月12日には、旅館において、ボイラーの燃料ポンプの不具合が原因で、重油が河川に流出しました。原因者 に対し、オイルマットによる回収と原因及び再発防止策について報告するよう指導しました。原因者はオイルフェンス等の設置やバキュームによる油の回収を行いました。後日、油膜は確認されなくなり、更にその後も河川の確認を原因者が継続して行ったことから、収束としました。
他には、重機のローラ設備の故障や燃料を移す際の誤操作が原因で油が流出する事故も発生しました。
平成27年9月29日には、建設現場において、工事業者が外装仕上げ剤とその洗浄水を側溝に流してしまったことが原因 で、河川が白濁しました。元請業者に対して、今回の経緯及び今後の防止対策について報告するよう指導を行い、新たに白濁水が流入するおそれがないことから、収束としました。
他には、解体工事中の堆肥化施設において、堆肥に送気する散気管中に残留した黒色の固形物を洗浄した際の排水が雨水貯水池に流れてしまったことが原因で、河川に黒色排水が流出した事故も発生しました。
平成27年10月21日には、工事現場において、排水ピット内に溜まっていた汚水を雨水排水枡に流してしまったことが原因で、コイ、ザリガニ等が死亡しました。原因者は、死亡魚及び雨水桝に残っていた汚水を回収し、処分しました。原因者に対して、事故原因の究明と再発防止について指導を行い、河川への影響はこれ以上見られないことから、収束としました。
以上のほかにも、家庭から農薬や作業で発生した泡が流出する水質事故も発生しました。
平成27年度に神奈川県内(横浜市、川崎市、相模原市及び横須賀市を除く)で発生した水質事故の発生状況です。なお、横浜市、川崎市、相模原市及び横須賀市で発生した水質事故については、各市のホームページをご覧ください。
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