更新日:2024年2月6日
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平成29年度神奈川県下の水質事故発生状況について掲載しています。
平成29年度の神奈川県内の水質事故発生件数は212件でした。なお、平成27年度は250件、平成28年度は283件でした。
内訳魚死亡 23件(10.8%)
油浮遊 83件(39.2%)
その他(着色・汚濁等)106件(50.0%)
水系別では、鶴見川水系が34件で最も多く、以下境川水系が30件、金目川水系が22件となりました。
平成29年度の神奈川県内の水質事故212件のうち、事故原因が判明したものは91件で、全体の42.9%となっています。
内訳魚死亡 1件(4.3%)
油浮遊 43件(51.8%)
その他(着色・汚濁等)47件(44.3%)
※割合はそれぞれの水質事故におけるものです。
原因が判明した91件のうち、工場など事業所によるものが47件(51.6%)と最も多く、工事によるものが20件(22.0%)、不法投棄によるものが2件(2.2%)、交通事故によるものが12件(13.2%)、一般家庭及びその他のものが原因であるものが10件(11.0%)でした。
※原因別の割合は事故原因が判明した水質事故におけるものです。
平成29年度の月別発生件数を見ると、6月が24件で最も多く、2月が最も少なく9件でした。
※横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市及びその他県域では、それぞれ水質事故の集計方法が異なるため、合計数が異なる場合があります。
平成29年4月28日には、家庭において、使用済みのエンジンオイルを流してしまったために、雨水溝、水路を伝って、河川に流出した油流出事故が発生しました。事業所ではなくても河川へ影響を及ぼすことがあります。エンジンオイルや燃料油は決して流さないでください。
他には、事業所の廃油タンクがオーバーフローし、河川へ流出した事故や、交通事故により油が河川へ流出した事故が発生しました。
平成29年8月31日には、塗装の作業を行った後に外の水道で道具などを洗浄したために、その洗浄水が側溝を通じ河川へ流出する河川の着色事故が発生しました。原因者に対し、洗浄を中止させ、再発防止の指導を行いました。
他には、事業所で使用する洗浄用アルカリ水溶液の外部流出や、事業所内における排水処理施設の不具合による濁水が水路に流出する事故も発生しました。
平成29年度に神奈川県内(横浜市、川崎市、相模原市及び横須賀市を除く)で発生した水質事故の発生状況です。なお、横浜市、川崎市、相模原市及び横須賀市で発生した水質事故については、各市のホームページをご覧ください。
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