更新日:2020年3月31日
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2019年、夏の終わりに、江の島ヨットハーバーで「セーリングワールドカップシリーズ江の島大会2019」が開催されました。
開催期間は8月25日(日曜)から9月1日(日曜)まで。
「湘南に住んでいるけど、セーリングって観たことない…」「どんな競技なんだろう?」という方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、9月1日(日曜)に行われた、活気あふれるセーリングワールドカップの様子をお伝えします!
この日は、セーリング日和の快晴。
強い日差しが照りつけます。
セーリング観戦には熱中症対策が欠かせません。
休日ということもあり、江の島はすでに大賑わい。
8月31日(土曜)と9月1日(日曜)は、江の島ヨットハーバー内で「ワールドカップフェスティバル」が同時開催されました。
レース時間まで余裕があったので、あたりをぶらぶらすることにしました。
ヨットハウスの近くには、たくさんのブースが並んでいます。
神奈川県のブースでは、セーリング競技観戦ガイドなどのパンフレットを配布していました。
キッチンカーもあり、レース開始前にもかかわらず、大勢の人で賑わっていました。
下の写真は、本船岸壁から撮影しました。
ヨットがたくさん見えます。
セーリングは、帆(セール)に風を受け、水上を進む速さや技術を競う競技です。
レース海面に設置されるマークを、決められた順序で決められた回数をまわり、フィニッシュした着順が点数化され、順位が決定します。
この日は大会最終日で、5種目の決勝レースが予定されていました。
最初のレースは、470(よんななまる)級。2人乗りの種目です。
「470」というのは、使用される艇の全長が4m70cmであることに由来するそうです。
こちらが470級で使われる艇です。
この日のレースは陸地から離れた海上で行われたため、肉眼ではあまり様子がわからなかったので、
会場内に設置された大型ビジョンでレースを観戦しました。
また、ヨットハウス内にもモニターが設置されていました。
こちらがヨットハウス。中は涼しく快適でした。
レース地点に向けて、続々と艇が出発していきます。
写真右側に写っている建物は、今年8月に完成した「江の島セーリングセンター」です。
さて、いよいよレース開始。
手に汗握るレース展開から目が離せません。
セーリング競技では、ヨットが風上に向かう場合、風に対して約45度の角度で進むため、選手は方向転換を繰り返しながら、ジグザグに進んでいきます。
方向転換する際には、大きく艇が傾き、倒れてしまわないか心配になるほど。
とてもダイナミックで迫力がありました。
また、セーリングは、風や波などの自然を相手にするスポーツ。
選手たちは、刻々と変化する風や波を上手く利用し、他艇との位置関係やコース取りを考えながら、艇を進めていきます。
ヨットを操るパワーとともに、冷静に状況を見極める力が必要となる、奥深いスポーツなんだと知ることができました。
「470級男子」では、日本人選手がメダル獲得圏内ということもあり、応援にも自然と力が入ってしまいました。
接戦の末、結果は3位で銅メダル獲得!
涙を拭う選手たちの姿に、胸が熱くなりました。
こちらは、表彰式の様子です。
たくさんの人が各国の選手たちの健闘を称えました。
この日のレースは、470級男子・女子以外にも3種目予定されていましたが、風が弱く、残念ながら残りのレースは全て中止となり、前日までの成績で結果が決まりました。
2020年も、ここ江の島で、セーリングワールドカップシリーズが開催されます。
また、江の島は、東京2020オリンピック競技大会のセーリング競技会場になっています。
これからますます盛り上がっていくセーリング競技から目が離せません!
セーリング競技についてもっと知りたい方は、県セーリング課のホームページをご覧ください。
ホームページでは、セーリング競技のルールや魅力などをわかりやすく紹介している動画も見ることができますので、ぜひチェックしてみてください!
URL:http://www.pref.kanagawa.jp/docs/i7e/cnt/f535016/index.html
(セーリング課のホームページに飛びます)
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