初期公開日:2024年7月24日更新日:2024年7月24日
ここから本文です。
職員が実際に見たこと、感じたことを綴ります!
江の島に「トンボロ」ができることを知ったのは、「藤沢市観光公式ホームページ」を拝見したのがきっかけです。きっと「トンボロ」ってなんだろう?と思われる方も多いと思いますので、「藤沢市観光公式ホームページ」に書かれている説明文をご紹介します。
『江の島は大きく潮が引くと、陸続きになり、この地形を「トンボロ」と呼びます。「トンボロ」はイタリア語で、日本語では陸繋砂州(りくけいさす)といいます。波は、島のような障害物があると、回り込んで進みます。波は同時に砂を運び、島と海岸の間には、砂が集まり、「トンボロ」ができます。江の島のトンボロは、自然現象のため、必ず現れるとは限りませんが、潮位がおよそ20センチメートルより低くなる時に現れます。トンボロは江の島だけでなく国内外で見ることができます。』(藤沢市観光公式ホームページより引用)
なるほど。珍しいですね!トンボロの現れる可能性が高い日時カレンダーへのリンクも掲載されており、撮影日の7月5日金曜日は午前10時29分予定となっていました。ただ、自然現象ですので行ってみないとわからない。念のため、ちょっと早目の午前10時頃、片瀬東浜へ行ってみました!
行くからには歩いてみたいので、ビーチサンダルを履いて浜辺へ。まだ10時過ぎですが、すでに潮が引いてきています。
ほかにも、トンボロを見に来ている方がいらっしゃいました。
道になりそうな場所に、もう少し近づいてみましょう。だいぶ潮が引いていますね!
この日一番潮が引く予定の、10時29分まで待とうと思っていたのですが、
なんだかさっきよりも潮が満ちてきているような…。まだ10時20分くらいでしたが、明らかにトンボロが浸水してきたので、いそいそと江の島までの道を渡り始めます。急に海水が少なくなってびっくりした魚たちが、慌てて移動している様子も見ることができました。大急ぎで移動していて、なんだか可愛かったです。潮がひいた場所に、小さなカニも歩いていました。
歩いてみて、「トンボロが現れてくれたら、橋がなくても江の島まで渡りきることができるのだな」と実感がわきました!予定時刻の10時29分数分前には、トンボロを楽しみに続々と人が集まってきていました。
橋がない時代には、渡し舟かトンボロを利用して江の島に渡っていたのだなと思うと、不便であったであろうと思いつつも、潮が引くタイミングで「その時だけ現れる道」を渡るなんて、なんだか素敵だなと感じました。春から夏にかけての5月、6月が、特にトンボロおすすめシーズンのようです。皆楽しそうに、江の島に向かってトンボロを歩いていました。
遠目にはわかり難いですが、江の島大橋付近の海水浴場にはたくさんの海の家がオープンしていました。タイミングが合えばトンボロが現れる日を狙って海水浴場へ行くのもいいですね。
今回は、はっきり「道」になっているトンボロの様子を見ることはできませんでしたが、「これぞトンボロ!」な写真は、藤沢市・湘南江の島 藤沢市観光公式ホームページ(別ウィンドウで開きます)でご覧いただけます。自然現象のため、予定通り確実にみられるというものではないのですが、そのわくわくも、是非楽しんでください!
このページの所管所属は 湘南地域県政総合センターです。