更新日:2020年3月31日
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秋の風物詩、伊勢原市の大山火祭薪能の様子。
今回は大山火祭薪能に行ってきました。
大山火祭薪能は、大山に300年引き継がれ、大山阿夫利神社能楽殿で開催される神事芸能です。
小田急線伊勢原駅からバスで約15分。緑深い山道を抜けると、最寄バス停「社務局入口」が見えてきます。
能楽殿はバス停から徒歩2分程度。鳥の声を聞きながら緩やかな坂道を登ります。
開演まで少し時間があったので、能楽殿の近所を歩いてみました。
風に揺れるススキの穂が秋を感じさせます。
川沿いの道を進むと、大山名水を汲める場所がありました。
大山は別名を「雨降山(あめふりやま)」と呼ばれています。その名のとおり水が豊富な山で、きれいな石清水が絶え間なく流れています。
岩清水は汲むことができます。
大山の参道沿いに流れるのは鈴川です。赤い欄干が木々の緑に映えます。
愛宕滝という小さな滝もありました。落差は5メートルほどでしょうか。
滝の水音が心地よく響きます。
大山詣りで必ず通るのがこま参道です。
こま参道には362段の階段があり、踊り場ごとに大山こまをデザインしたタイルがあります。大きいこまが10段、そのほかは、それぞれのこまの数だけ階段の数を表しているそうです。
階段の途中にはお土産屋さんやお食事処があるので、自分のペースでゆっくり上ることができます。
10月の初頭とはいえ、夜の大山は風が冷たく、ひんやりとした空気が立ちこめます。
ダウンジャケットを着ている方もちらほらいらっしゃいました。
能楽殿では、かがり火が赤々と燃え上がり、パチパチと薪のはぜる音が客席まで聞こえてきます。
大山の大自然を背景に、幻想的な舞台が浮かび上がります。
厳かな薪能の舞を堪能することができました。
大山は江戸時代には年間20万人もの参拝客が訪れた強力なパワースポットで、「大山詣り」は歴史的・文化的価値が認められ日本遺産に認定されています。
また、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンに「大山」が1つ星として、さらに「大山阿夫利神社からの眺望」は2つ星として紹介されています。大山阿夫利神社、大山寺も同時掲載されました。
これから紅葉が美しい季節になります。ぜひ一度、大山に足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。
https://www.city.isehara.kanagawa.jp/
(伊勢原市のホームページへ飛びます)
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