更新日:2024年7月26日
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湘南地域のモデルコースをご紹介しています。
※1 移動時間は目安のものです。
※2 本モデルコースの内容は、2017(平成29)年3月時点のものです。
※ 地図は、コースのポイントをわかりやすく示すための概略図です。そのため縮尺等が正確でないことがあります。
桜の名所と名水をめぐる秦野コースは、まず今泉名水桜公園から。
秦野駅南口から徒歩約5分。閑静な住宅街を進んでいくと大きな池を中心に整備された公園が現れます。この今泉名水桜公園は、全国名水百選「秦野盆地湧水群」の中でも最大級の1日2500トンの湧水量を誇る「今泉湧水池」を中心に、秦野市市制施行50周年を記念して整備された公園です。池の水は透明度がとても高く、泳いでいる魚の姿、池の底まではっきりと見ることができます。
そして、もう一つの見どころ、「桜」は、ほぼ1年を通じて楽しむことができるように、ソメイヨシノをはじめ、開花時期の異なる桜が18種類、池を囲むように植えられています。植えられている桜の本数は、市制「50周年」にちなんで50本とのことです。
また、公園の東側のウッドデッキは「富士山ビューポイント」になっており、湧水池と富士山、そして桜を同時に楽しむことができます。
今泉名水桜公園から歩くこと約6分。秦野市立南公民館の敷地内に「まいまいの泉」があります。
秦野市では、地下水は「公水」、すなわち公共の目的に利用される水であるとの認識のもと、市民・事業者・行政が協働して水量や水質の保全に努めてきました。「まいまいの泉」は、地下水の監視用に掘られた井戸を利用して、秦野の名水に触れられる公共の水場として整備されたものです。水は、地下20mから動力ポンプを使うことなく自噴しているとのことです。
多くの皆さんが、ポリタンクやペットボトルを持って水を汲みに来られます。ここで水分を補給して、この先のコースを歩いてみてはいかがでしょうか。
まいまいの泉のある秦野市立南公民館から南に向かって進むと、正面に秦野市立南小学校の校舎が見えます。学校の周りの道に沿って回り込んでいくと校庭があり、その真ん中に見事な桜の大木が2本立っています。
60年程度が寿命とも言われ、高齢の木が少ないことで知られてるソメイヨシノですが、この木は、小学校が開校した明治25年に記念樹として植えられたものとのこと。なんと樹齢120年を超える全国でも珍しい老木です。平成11年に樹木医によって治療され、また、周囲には柵が設置されるなど大切に保護されています。
学校内であるため、敷地の外からの見学になりますが、校庭の南側からは、かなり近くから真正面に2本の木を見ることができます。
南小学校からさらに南に進むこと約4分。道沿いに大きな赤い鳥居が見えてきます。こちらが「白笹稲荷神社」で、笠間稲荷神社(茨城県笠間市)、装束稲荷神社(東京都北区)とともに「関東三大稲荷」と言われています。創建の年代はわかっていませんが、かつては「白篠(しらささ)」の文字が使われていたとも。その後、江戸時代になって再建されたと伝わっています。毎年2月に行われる「初午祭」では、神社の周辺に露店が並び、県内だけでなく各地から参拝客が訪れ、当日は駅から直通バスが運行されるなど大変賑わいます。
鳥居の手前左側に手水舎がありますが、この手水が特徴的で、横に渡した竹筒に穴をあけて、そこから水が落ちてくるようになっています。もちろんこの水も湧水です。
鳥居の左右には神様の使いとされるおキツネさんが。鳥居をくぐって正面の本殿にお参りをしたら、右手側から東末社に進んでみてください。近年、この東末社がパワースポットとして注目され、メディアなどにも取り上げられているそうです。
また、付近には秦野の代表的な水源地である「一貫田湧水」があります。
白笹稲荷神社からさらに南に進むと県道62号線にぶつかります。この県道62号線東大竹交差点から県道706号線新橋交差点までは「はだの桜みち」と呼ばれる、県内最長、6.2kmに渡って桜並木が続く絶景スポットです。
市では、2015年の市制施行60周年を記念して、市民の皆さんからこの桜並木の愛称を募集。多くの応募の中から「はだの桜みち」に決まりました。今回のモデルコースでは、その内の一部の区間をコースとして設定していますが、車で来られる機会があれば、ぜひ端から端まで走ってみてください。その美しさと迫力に圧倒されること間違いなしです。
「はだの桜みち」を北西方向に進み、「震生湖入口」交差点の150mほど手前の道を左折、その後急な坂を登っていきます。北側の周囲には視界を遮るものが全くないため、秦野市街が一望できるとともに、丹沢の山並み、そして大山を真正面に見ることができます。また、先ほど通った「はだの桜みち」が長く続いているのを上から見ることもできます。
高台に位置する「震生湖」は、その名のとおり、地「震」によって「生」まれた「湖」です。関東大震災の時に、付近の丘陵が200mにわたって崩落して沢がせき止められたことによって誕生しました。全周約1kmの湖に沿って歩くことができます。春には桜、秋には紅葉が目を楽しませてくれます。
湖のすぐそばには「秦野福寿弁財天」があります。学問 技能、音楽の上達にご利益があると言われています。
また、福寿弁財天の裏側にあたる「震生湖公園」は、桜が公園全体を覆うように枝を伸ばしているお花見スポットです。子ども用の遊具(ブランコ、滑り台など)も設置されており、休憩できるベンチもあります。満開の桜を眺めながらのランチなどはいかがでしょうか。
登ってきた道を下り、再び県道62号線(はだの桜みち)に戻ります。そこから約10分で「出雲大社相模分祠」に到着します。その名のとおり出雲大社の分社であり「関東の出雲さん」とも呼ばれています。
この神社は、はじめ明治21年に「出雲大社相模分院」として創立されました。昭和50年に現在地に移転、平成3年に「分祠」となりました。「出雲大社」といえば縁結びの神として有名ですが、ここ相模分祠もご利益は本社と同じです。実は、秦野が舞台になっている映画「じんじん其の二」でも、男女の縁ではありませんが、縁を結ぶ神社としてお参りする場面があります(「じんじん其の二」は、4月下旬以降に一般公開される予定です)。
境内の西側には、「千年の杜の水」と呼ばれる湧水があり、その周辺には様々な木が植樹された人工林と小川などが整備されています。水がきれいであるため、夏にはホタルを楽しむことができるなど、市民や参拝される方たちの癒しの空間になっています。
今回のモデルコースでご紹介したスポット以外にも、秦野市には見どころがたくさん。
その他の見どころは、秦野市観光協会のページ、または秦野市のページからご確認ください。
企画調整部 商工観光課
電話 0463-22-9268
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