更新日:2024年5月15日
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豊かな自然、歴史的・文化的資源を活かし、さまざまな「交流」を軸に国際的観光地化を目指す大山の魅力再発見プロジェクト
丹沢山塊の東側に位置し、伊勢原市・秦野市・厚木市にまたがる標高1,252mの大山。地元では「阿夫利山」「雨降山」とも呼ばれ、その美しい山容からも信仰の名山として古くから栄えてきました。
特に江戸時代中期から後期にかけては、地域や同業者の集まりなどが大山に参詣することを目的とした「大山講」と呼ばれる組織をつくり、それぞれの「講」による大山詣りが盛んに行われていました。宝暦年間(1751年から1763年)には、主に関東各地から信仰と行楽を兼ねた人々が年間20万人ほども参詣したと伝えられています。
大山道(大山街道)とは、これらの参詣者たちが関東各地から大山へと向かった道のことです。大山を中心に放射状に広がるこれらの街道では、現在でも各地に大山道の道標が残っており、当時を偲ばせています。
古くから多くの人々を魅了してきた大山には、その豊かな自然環境のみならず、歴史的・文化的遺産など多岐にわたる資源があります。それらを今一度見つめなおし、その特性を活かした観光資源として再構築していくことで、新しい大山の風景をつくっていく。目指すイメージは、かつて多くの「大山講」が訪れていた活気あふれる大山。
人との出会い、自然とのふれあい、歴史との語らいなど、さまざまな交流を軸に、大山を訪れた全員が「また来たい」と思ってくれるような安らぎの地を目指していきます。
交通網の整備や観光バリアフリー化、国際観光地化にむけた情報発信など、今後の事業への取組とともに、これからの大山の姿にご期待ください。
企画調整部 商工観光課
電話 0463-22-9268
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