更新日:2024年5月15日
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神奈川県の新たな観光の核づくり事業に認定された大磯町。日本一の保養地の再生に向け、さまざまな取組を行っていきます。
南は相模湾、北は高麗山と鷹取山と豊かな自然に囲まれた大磯。海岸一帯は古くから名勝として知られ、その景観を詠った歌は、万葉集や古今和歌集など幾多の歌集に収められています。平安時代末期には、相模国の中心として国府が置かれていました。東海道の宿場町として栄えた江戸時代には、「湘南」という言葉が、ここ大磯で誕生したといわれています(下記参照)。明治時代に入ると、政財界の重鎮たちがこぞって別荘を建築し、保養地として脚光を浴びました。2020(令和2)年からは、明治記念大磯邸園として、旧別荘地の庭園部分が公開されています。
<湘南発祥の地・大磯>
「心なき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮」
この歌は、平安時代末期の歌人・西行が大磯海岸周辺を吟遊して詠んだとされています。江戸時代に入り、小田原の崇雪(そうせつ)という人物が、この歌にちなんで、昔の沢らしい面影が残る景観の良い場所に、石仏の五智如来像を運び、草庵を結び、「鴫立沢」の標石を建てたと伝えられています(現在の鴫立庵)。この標石の裏には「著盡湘南 清絶地」と刻まれており、これが「湘南」という言葉の始まりといわれています。
1908(明治41)年の日本新聞社実施「全国避暑地百選」で第一位に選ばれた大磯。
それから100年以上の時を経た現在ー。季節を感じながら、1日1日を味わい丁寧に暮らす、「日本一住みたいまち・大磯の創造」に向け、歴史を感じ、癒される空間づくりを進めています。
企画調整部 商工観光課
電話 0463-22-9268
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