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更新日:2024年1月30日
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海外駐在員の活動レポート(2024年1月・大連 神奈川経済貿易事務所)
中国で新型コロナウイルスの感染を厳格に封じ込めるための「ゼロコロナ」政策が終了し、約1年が経過した。日本人を含むすべての入国者に義務づけていた隔離措置は撤廃され、中止や延期が相次いでいた対面イベントも、活発に開催されている。
昨年5月、2年ぶりに開催された、機械及び関連部品や産業用ロボットなど工業分野全般に関する工業展示会である「大連国際工業博覧会」には、13の国と地域から700社以上の企業が参加。主催者によると、4万人以上が来場したという。
県からは、公益財団法人神奈川産業振興センターが神奈川県ブースを設置し、県内企業5社が出展した。会期中、出展企業はブース訪問者との商談のほか、会場内のブースを個別に訪問するなどして、精力的に活動していた。
ステンレススチールベルトなどの製造を手掛ける株式会社ディムコ(横浜市磯子区)の田栗 優奈(たぐり ゆうな)海外部長は、ブース出展のきっかけについて、「従来は華南地方(中国南部)の顧客が多かったが、最近、北京周辺など北部の企業からの問合せが増えてきたため、中国東北地方における新規顧客開拓の可能性を探る目的で出展を決めた。」と話す。あわせて、「全体として来場者が多く、ブースにも大勢の人が訪れてくれたので、多くの中国企業との接点を持つことができた。今後の中国ビジネス展開に繋げていきたい。」と出展の手応えを話してくれた。
展示会全体は、電子部品や精密機器、工作機械など、ものづくりに関する各種先端技術が幅広く展示されていた。また、様々な作業の自動化を行う産業用ロボットほか、環境保全に繋がる廃棄物処理や省エネ機器の展示に注目が集まっていたのも印象的であった。
今後も、このような展示会等における支援をはじめとして、県内企業の現地活動支援を進めていきたい。
会場外観
神奈川県ブースの様子
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