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更新日:2024年10月23日
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海外駐在員の活動レポート(2024年10月・大連 神奈川経済貿易事務所)
山東省は、中国の中でも古くから栄えた地域であり、儒教の発祥地としても知られている。鉱物資源が豊富で、これらの資源を活用した産業が発達しているほか、農業や水産業も盛んであり、2023年現在で約9.2兆元(約190兆円)の域内総生産と1億人を超える人口を抱える中国有数の巨大な省である。
10月17日に、同省の中央部に位置する濰坊(いほう)市で、日本貿易振興機構(ジェトロ)青島事務所及び濰坊市政府が主催する「対日投資セミナー」が開催された。大連・神奈川経済貿易事務所も本セミナーに参加して、同省に拠点を置く中国企業関係者を中心とする約30名の参加者に向けて、県の投資環境や中国企業向けのビジネスチャンスを紹介した。
主催者であるジェトロ青島の赤澤 陽平 副所長は、「濰坊市は約940万人の人口を擁する省内有数の市であり、製造大手の濰柴社、歌爾社など優良企業が集積している。今回のセミナーをきっかけにして、対日投資意欲のある中国企業を見つけたい」と話してくれた。
また、セミナーに参加した中国企業の担当者からは、「山東省は中国の東端に位置しており地理的に日本に近く、近年日本企業との取引が増えてきたことからセミナーに参加した。ジェトロや県の誘致支援施策について理解できたので、今後、首都圏を中心に、日本拠点設置を検討したい」という話を聞くことができた。
このほか、参加企業からは、日本に拠点を設置する際のコストについての質問も寄せられた。
本県は便利な交通アクセスや生活しやすい住環境に加え、東京と比べ、オフィスの立地コスト面でも大きなメリットがあり、外国企業が日本でビジネスを進める上で魅力的な投資環境が整っている。
今後も、このような長所を積極的にPRして、中国企業の県内誘致活動を進めていきたい。
「対日投資セミナー」(山東省濰坊市)会場
本事務所による県の投資環境紹介
このページの所管所属は産業労働局 産業部企業誘致・国際ビジネス課です。