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更新日:2024年11月28日
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海外駐在員の活動レポート(2024年11月・大連 神奈川経済貿易事務所)
「鎌倉シャツ」の愛称で親しまれているメーカーズシャツ鎌倉(鎌倉市)の中国開業5周年記念イベントが今月7日、中国・上海市で開催された。イベントは市中心部の静安区に立地し、同社店舗も出店している大型複合ビル「静安ケリーセンター」で行われ、関係者など約100人が参加した。
同社の中国進出の特徴は、中国を生産拠点ではなく、巨大な消費市場として捉えていることだ。2019年の中国初出店以降、日本の店舗と同様に、「世界で活躍するビジネスパーソンをシャツで応援する」ことを目的として、品質を重視した日本製シャツやネクタイ、小物などを販売することにこだわっている。販売価格は日本より高額となり決して安価ではないが、売れ行きは好調であるという。
このほか、中国ECサイトでのオンライン販売や、今年9月に大連市で開催した「日本商品展覧会」に設置した県ブースへの出展などを通じて、積極的に中国向けに自社ブランドのPRを進めている。
同社の田原和敏執行役員は、「中国では上海市など都市部を中心にここ10年間で高所得層が急増しており、高品質であれば多少値段が高くても購入してくれる」という。県からのサポートについては、「東北地方の大連市でもPRする機会を得られたのはありがたく、このような支援を活用して認知度を向上させていきたい」と話す。
北京など他都市への出店も検討するなど、同社は今後も積極的に中国展開を進めていく意向だ。
メーカーズシャツ鎌倉(鎌倉市)の中国開業5周年記念イベント
=上海市
※令和6年11月28日神奈川新聞より引用
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