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更新日:2025年1月27日
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海外駐在員の活動レポート(2024年1月・大連 神奈川経済貿易事務所)
歴史的に日本とのつながりが強く、大規模な港湾施設を有していることから、大連市は中国東北地方の玄関口として知られている。県では、(公財)神奈川産業振興センターと連携し、同市に神奈川経済貿易事務所を設置して、県内中小企業の中国への海外展開を支援している。
その大連市で、2024年9月26日から28日にかけて、「大連・日本商品展覧会」が開催された。この展覧会は大連市政府及び中国国際貿易促進委員会大連市分会、大連国際商会が主催したもので、日本商品に特化した展示会となっている。対象はヘルスケアや食品、日用品、IT、工業製品など多岐にわたり、約300社が出展した。
当事務所では、同展示会に神奈川ブースを設置して、県内企業5社の出展を支援した。同展示会には日本商品を求める一般市民も多く訪れることから、BtoB商談に加えて、BtoCを意識した市場調査などを希望する県内企業が多く参加した。
ヘアゴムや組紐の製造販売を手掛ける株式会社イノウエ(相模原市)は、静電気軽減効果があるブレスレットなどを展示した。同社海外統括執行役員の石向 貴尚 氏からは、「想定以上の来場者があり、一般市民のみならず多くのバイヤーからも問い合わせがあるなど、商品とブランドのPRができたと思う。一方で、値段が高いという声もあったので、このような感想を踏まえて、今後の中国展開について考えていきたい」という話を聞くことができた。
3日間で約6万人が来場するなど、盛況な展示会となった。特に食品や日用品を展示するブースには多くの人が集まっており、日本商品に対する関心の高さを感じた。
今後も、このような出展支援などを通じて、県内企業の現地活動支援を進めていきたい。
会場外観
会場内部の様子
株式会社イノウエ ブースの様子
このページの所管所属は産業労働局 産業部企業誘致・国際ビジネス課です。