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更新日:2024年6月20日
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海外駐在員の活動レポート(2024年6月・東南アジア事務所)
シンガポールは東南アジア最大の起業拠点であり、起業家の成長を支援するためのエコシステムが最も充実した国と言われている。そんなシンガポール国内には、約150社のベンチャーキャピタル(VC)が集積し、コワーキングスペースや起業家を育成するアクセラレーター・プログラムなども充実。ユニコーン企業(時価総額1,000万USD、日本円で約15.7億円(1USD=157円))の数は2024年2月時点で20社と東南アジアでは最も多く、世界でも10番目に多い。
こうした企業の中には、日本市場を狙った進出や日系企業との協業を望む声も多く聞かれる。そこで、これらの企業等に対し、本県のビジネス環境の紹介や本県への誘致プロモーション等を行うため、ジェトロ及び起業家育成等に力を入れているNTU(南洋理工大学(シンガポールの国立大学))と連携し、6月4日に対日投資セミナーを初めて開催。同校に属するスタートアップ企業等計43名が参加した。
セミナーでは、本県の投資環境やビジネスチャンス等を紹介したほか、ジェトロから外国企業向け対日投資進出支援サービスの紹介、日本における知的財産権(IP)登録システムの説明なども行われた。
参加した企業からは「日本のスタートアップエコシステムや、外国企業に対するサポートの内容がよく分かった」「日系企業との協業・連携のためのネットワークが欲しい」といった感想やニーズが聞かれたほか、本県の「ヘルスケア・ニューフロンティア」政策に関心を持ち、今後の本県への進出や県内企業との連携に関心を示す企業もあった。
今後もこうした機会を捉え、東南アジア各国の企業へ神奈川のビジネス環境を引き続きPRしていきたい。
セミナーの様子
このページの所管所属は産業労働局 産業部企業誘致・国際ビジネス課です。