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更新日:2024年8月2日
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海外駐在員の活動レポート(2023年6月・株式会社横浜銀行バンコク駐在員事務所)
2023年5月にタイ・バンコク都内で同国内最大級の国際食品見本市である「THAIFEX-ANUGA ASIA(タイフェックス・アヌガ・アジア)2023」が開催された。このイベントは、タイ国内だけでなく、世界各国の飲食関係者や一般消費者が来場するアジア最大級のイベントである。開催期間中は世界45の国と地域から3,000社以上が出展し、13万人以上(前年比58%増)の来場者が会場を訪れた。
イベント会場では、タイの食品関連企業だけでなく、アジア・ヨーロッパなど世界各国の企業がブースを出展した。日本貿易振興機構(ジェトロ)が取りまとめる日本パビリオンもあり、日本全国の食品関連企業がブース出展したほか、金融機関が特設ブースを設け、取引先が出展するケースも見られた。日本パビリオンでは昨年の2倍である37社・団体が出展し、販路開拓・拡大に向けてタイの飲食店や食品バイヤーに商品を売り込んだ。出展企業にインタビューをしたところ、タイだけでなく、シンガポールやカンボジアなど周辺各国のバイヤーや小売店と商談を実施できたという。
【世界各国のパビリオン】 【日本パビリオン】
タイでは日本食ブームに伴い、高価であっても「味や品質が良いもの」であれば、タイ人の富裕層が商品を購入する傾向があるといわれている。そうした富裕層へアピールをする目的もあってか、会場内では和牛やいくらなど高級食材が惜しむことなく、試食として振る舞われた。
ジェトロの調査によると、タイでは日本食レストランが5,000店舗を突破し、10年前の水準から約3倍に伸びており、日本食ブームは継続することが期待されている。今後も県内中小企業のタイへの展開ニーズに対応できるよう、情報収集やタイ国内の関連企業等との連携を強化していきたい。
【和牛の試食】 【出展ブースの様子】
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