海外駐在員の活動レポート(2023年12月・株式会社横浜銀行バンコク駐在員事務所)

東南アジア最大の機械展示会 METALEX（メタレックス）2023

　11月22日～25日にタイ・バンコクで開催された、ASEANで最も大規模な製造業関連の展示会とされている「METALEX（メタレックス）2023」をご紹介したい。
　本イベントは、最新の工作機械や最先端の工業技術を来場者にアピールするための展示会であり、50の国や地域から2,500社以上のメーカーが出展するほか、台湾やシンガポールなど7か国の国際パビリオンが設置され、各国の企業がブースに名を連ねた。
　神奈川県内に拠点を構える三木プーリ株式会社（川崎市）も本イベントにブースを出展。同社は、クラッチブレーキやカップリングなどの伝動・制御機器の総合メーカーである。これらの部品は機械や装置などの製品内部に組み込まれており、私たちが普段目にする機会は少ないが、様々な機械の動力制御をする上で非常に重要な役割を果たす。同社製品は、切削加工機などの工作機械やロボットのアーム可動部などに用いられており、動きをコントロールする際に活用されている。
　今回は、同社製品の販路拡大のためにブースを出展。当日は、ロボット製造を行うタイ現地企業などがブースを訪問し、今後さらに具体的な商談に発展する可能性があるという。タイ国内の機械メーカーは部品をユニット単位で発注することが多く、個々の部品単位での受注を獲得するためには、こうしたイベントなどで各メーカーのエンジニアに対してしっかりと製品の強みをアピールする必要があるとのこと。
　会期中は4日間で約9万8千人が訪れ、大変盛況なイベントであった。今後もこうしたイベントなど、タイ現地の状況を県内企業の皆様にお伝えしていく。

　　　　　　　　【会場の様子】


　　　　【三木プーリ株式会社の出展ブース】

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