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更新日:2024年3月11日
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海外駐在員の活動レポート(2024年3月・株式会社横浜銀行バンコク駐在員事務所)
タイでは日本食がブームになっている。日本貿易振興機構(ジェトロ)の調査によれば、タイ国内の日本食レストランは5,700店舗を突破し、その広がりは首都バンコクだけでなく地方にも波及するなど、日本食はタイ人にとって身近なものになっている。このような中、タイ市場での販路開拓を検討する県内の食品企業も増えている。
神奈川県は、県内中小企業のタイでの販路開拓を支援するために、2月9~15日にバンコクのサイアム高島屋にて「神奈川フェア」を初めて開催し、県内の11社が約30品目の商品の販売を行った。フェア期間中は中国の旧正月である春節と時期が重なり、多くの来場者が訪れた。
参加した老舗かまぼこ店である籠淸(小田原市)と鈴廣かまぼこ(同市)は、タイ市場への展開は今回が初めて。食品輸入規制が厳しく、現状、日本国内の練り物メーカーの市場参入があまり進んでいないタイで「小田原かまぼこ」の存在を知ってもらいたいと出展に踏み切った。高品質なかまぼこやおでんは、来場者に好評で、売れ行きも順調だった。今後、現地での継続的な販売につながることが期待される。
親日的で日本食が好きな人が多く、強い購買力を持つ富裕層も一定数存在するタイの食品市場に、今後も注目してもらいたい。
来場者に好評だった「神奈川フェア」=タイ・バンコクのサイアム高島屋
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