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更新日:2024年9月27日

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海外駐在員の活動レポート(2024年9月・株式会社横浜銀行バンコク駐在員事務所)

海外駐在員の活動レポート(2024年9月・株式会社横浜銀行バンコク駐在員事務所)

タイにおける日本食人気について

 タイにおける日本食人気は未だ健在で、ジェトロの調査によれば2023年時点でタイにおける日本食レストラン店舗数は5,500店舗を突破するなど、日本人駐在員だけでなく、タイ人にも根強い人気がある。
 日系スーパーでは日本と変わらないラインナップで食材や調味料を調達できる上、市街地を歩けば非常に多くの日系飲食店をジャンル問わず目にすることができ、現地では日本と変わらない食生活を送ることができる。
 今回は、タイで開催された国際食品見本市「THAIFEX-ANUGA ASIA2024」を紹介したい。
 バンコク北郊ノンタブリ県ムアントンタニの会場「インパクト」において、5月28日~6月1日の日程で開催された本イベントは、50 カ国・地域から3,000 社以上の企業が参加し、6,000 以上のブースが設置されるなど、タイ国内では最大規模の食のイベントとなる。
 イベントは、世界各国の食品バイヤー等飲食関係者だけではなく、消費者の反応を見るという目的で、一般向けにも実施された。
 会場では、スーツケースを持参の上、大量の食材を買い込んでいくタイ人の姿も見られ、来場者の多さに圧倒されるとともに、タイの一般消費者の購買意欲の高さに驚かされた。
 また、JAPANパビリオンでは35の企業が出展をしており、最終日の夕方には、他国のブースがどうにか商品を売り切ろうと声を上げている中、JAPANパビリオンは早々に完売し、店じまいをしていたことからも、日本食人気を実感したところである。
 神奈川県では、2024年2月にバンコク市内のSIAM Takashimayaで神奈川フェアを実施し、商品のテスト販売や現地バイヤーとの商談をセッティングするなどタイへの県内食品関連中小企業の海外展開を支援している。
 タイは多少価格が高くとも品質の良い商品を求める富裕層も多く、引き続き日本食を売り込む市場として注目されている。今後もタイにおける日本食ブームの動向について着目し、県内中小企業の販路開拓支援を行っていきたい。

国際食品見本市の会場の様子

【国際食品見本市の会場の様子】

2024年2月の神奈川フェアの様子

【2024年2月の神奈川フェアの様子】

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