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更新日:2024年1月9日
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海外駐在員の活動レポート(2024年1月・北米事務所)
県北米事務所では、商社や取引先に頼らず独自に販路拡大に挑戦する中小企業からの相談が増えています。今回は、米国市場に魅力を感じ、自ら販路の拡大に挑む中小企業の取り組みを紹介します。
NY NOWは、毎年夏と冬にニューヨーク・マンハッタンの大型の展示会場で開催されている北米最大の生活雑貨の展示会です。今夏はNY NOW SUMMER 2023が8月13日(日)~16日(水)に開催されました。組紐の製造などを手掛ける株式会社イノウエ(相模原市)は、カラフルで豊富な種類のヘアゴムを中心に展示を行いました。同社の井上毅社長は、「米国のニーズに合った商品を展開するため、市場調査を目的として出展しました。今後の米国展開に活かしたいと思います」と将来の抱負を語っていました。
川崎市主催のもと、越境ECを活用したショールームストア事業がロサンゼルスのジャパンハウスで9月14日(木)~17日(日)に実施されました。川崎市内から13社、約40商品が出展、うち5社は現地に渡航し、PRを行いました。会場では、商品サンプルの前に、越境ECサイト上の特設売場にアクセスできるQRコードが掲示され、その場で来場者が商品を購入できる仕組みとなっていました。食品サンプルを製造する有限会社つかさサンプル(川崎市宮前区)の田中信司社長は、「食品サンプルの作り方や食にまつわる文化を説明することで、多くの方に関心を持ってもらい、その場ですぐに購入してくれる来場者も相当多く、手応えを感じました。これからも現地での販路拡大に挑戦したいと思います」と米国市場への期待を語っていました。
県の駐在員としても、こうした取り組みが一過性ではなく、商流の構築につながるよう、継続してフォローアップしていきたいと思います。
県やKIPでは、海外への販路拡大に取り組む中小企業さま向けにさまざまな支援を行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
【イノウエ様の展示ブース(NY NOW SUMMER 2023)】
【川崎市の越境ECショールームストア】
このページの所管所属は産業労働局 産業部企業誘致・国際ビジネス課です。