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更新日:2024年10月21日
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海外駐在員の活動レポート(2024年10月・北米事務所)
県内企業によるバイオ展示会での挑戦
6月に世界最大規模のバイオテクノロジー関連展示会「2024 BIO International Convention in San Diego」(以下、「BIO2024」)が開催されました。この展示会は、東海岸のボストンと西海岸のサンディエゴで交互に毎年開催されています。
今年は、1,500社を超える企業が出展し、米国および海外70カ国・地域から2万人以上が訪れ、6万件を超える商談が行われました。ジェトロが日系企業の北米展開を支援するために設置した、ジャパンパビリオンには30社が参加していましたが、そのうち、県内中小企業2社の活動をご紹介します。
ジャパンパビリオン
株式会社Jiksak Bioengineering
同社は、川崎市の殿町キングスカイフロントに立地するスタートアップ企業で、末梢神経損傷・断裂神経や神経筋疾患に対する診断・治療方法を独自の技術で開発しています。同社取締役・共同経営者の湯本法弘氏によれば「欧米では、開発段階から一緒にやっていこうという機運が強く、希少疾患などニッチな分野でも開発協力を受け入れてくれる創薬ベンチャーや、サポート姿勢を見せてくれる大手製薬会社などに出会うことができるのが魅力。」と語り、米国市場の可能性について言及してくださいました。
Jiksak Engineering社ブース
KHネオケム株式会社
同社は、生命現象の解明や新薬の開発など生命科学の分野において研究開発が盛んに行われている「糖鎖」という物質を安定的に供給できる技術を有しています。糖鎖試薬の開発や糖ペプチドの受託合成サービスに関心を持つ米国の連携先を探しており、今回BIO2024に参加されました。同社イノベーション戦略部の伊藤康平氏によれば「数多くのバイオ医薬品の創薬ベンチャーと出会うことができ、米国市場のニーズを把握することができるのが、この展示会出展のメリット。」と出展の意義を強調されていました。
KHネオケム社ブース
県やKIPでは、海外への事業展開を目指す中小企業向けに、様々な支援を行っています。是非お気軽にお問い合わせください。
このページの所管所属は産業労働局 産業部企業誘致・国際ビジネス課です。