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更新日:2024年12月26日
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海外駐在員の活動レポート(2024年12月・北米事務所)
日本酒や焼酎の「伝統的酒造り」が今月5日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。県内でも複数の酒蔵が工夫を重ね、海外販路の開拓に取り組んでいる。
県北米事務所は9月、ニューヨーク最大級の日本酒専門店「蔵一」で「かながわ日本酒フェア」を週替わりで開催。熊澤酒造(茅ケ崎市)の「天青(てんせい)」、吉川醸造(伊勢原市)の「雨降(あふり)」、泉橋酒造(海老名市)の「いずみ橋」が振る舞われた。来場客は試飲してそれぞれの味わいを確かめ、好みの品を選んでいた。
酒造りが始まる10月1日は、「日本酒の日」として米国でも認知されている。10月4日には「World Sake Day」というイベントもニューヨークで開かれ、小田原名物かまぼことの取り合わせでプロモーションした。
これらのイベントにあわせ、酒蔵や日本酒の特徴・背景を紹介する特設サイトを開設。オンラインを活用し、ニューヨークにとどまらずに幅広い販路開拓を図っている。米国を目指す動きは、県内のほかの酒蔵にも広がる。
例えば、サンフランシスコの老舗日本酒専門店「True Sake(トゥルー・サケ)」は中沢酒造(松田町)の「S.tokyo」の取り扱いを9月に始めた。中沢酒造の鍵和田亮専務は「カリフォルニア州以外の地域にも可能性は広がっている。今後、米国のパートナーとも連携し販路開拓に挑戦したい」と力強く語ってくれた。
今後も、米国における県内酒蔵の販路開拓を支援したい。
蔵一での試飲会の様子
※令和6年12月21日神奈川新聞より引用
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