初期公開日:2023年12月21日更新日:2024年3月12日
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消防学校で行っている「専科教育」の紹介ページです。
「専科教育」は、現場活動経験がある消防団員を対象とした、専門分野の団員教育です。
教育科目は、警防科と機関科の2科目となります。
火災や風水害活動といった警防活動に関する専門的な知識と技術を修得
する教育で、消防団員としての経験が概ね3年以上の消防団員を対象と
しています。
教育では、火災現場における活動全般である「火災防ぎょ」に関する
専門的知識や行動原則をはじめ、各種災害における消防団の役割及び活動
内容について、理解を深めていきます。
(座学受講中の様子)
主な教育科目と内容は、以下のとおりです。
・火災防ぎょ(4時間)
火災の性質と消火について
水利の選定と注水技術
建物火災消火訓練
・防災(2時間)
大規模地震や風水害における災害対策、現場活動要領
(「防災(ドローン活用)」の様子) ・安全管理(2時間)
活動に伴う危険予知訓練
・事例研究(2時間)
火災や風水害等その他の災害における活動等の事例研究
消防車両等の運行に関する専門的な知識と技術を修得する教育です。
消防団員としての経験が概ね1年以上の消防車両の運行に従事する予定の消防団員を対象と
しています。
教育では、消防車両を運行するうえでの道路交通関係法令や、放水するための水を送り出す
機械であるポンプに関する工学的知識について学び、迅速かつ的確に運行・操作できる事を
目指します。
主な教育科目と内容は、以下のとおりです。
・道路交通関係法令(1時間)
運転者の義務と安全運転
日常点検の実施要領や保安基準について
・緊急走行要領(2時間)
基本走行訓練
緊急自動車の交通方法と交通事故発生時の措置について (「ポンプの構造と作用について」の様子)
・ポンプ運用(5時間)
ポンプの構造と作用について
ポンプ運用訓練
・機関整備(2時間)
ポンプの点検整備及び故障と対策について
(「ポンプ運用訓練」の様子)
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