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更新日:2024年10月25日
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生活保護世帯の高校生に向けての制度案内
高校生活を楽しく過ごしていますか?
高校生活は、将来の進路を決めるとても大切な時期でもあります。
神奈川県は、生活保護を受けながら高校へ通っているみなさんが、自分の進む道を自分で決めて、
将来の自立に向け、確かな一歩を踏み出せるよう支援したいと考えています。
ここでは、そのために知っておいてもらいたいことをまとめてみました。
不安だし、難しいことや、わからないことだらけなのは当然!
道は平らではないし、大変なこともあると思います。
ひとりで悩まないで、家族や学校の先生、そして福祉事務所のケースワーカーに相談してみてください。
みんながあなたを応援していますよ!
※このページは、高校生向けにできるだけ平易な言葉を用いています。
このため、法令、通知上の表現と異なることがあります。
将来の進路が決まっている人も、まだ決まっていない人も、何を準備しておけば良いのか、このフローチャートで確認してみよう!
主に神奈川県内のひとり親家庭を対象として、行政やNPO等の支援情報を提供します。
すべての子どもたちがそれぞれの夢と希望を持って成長していける社会の実現を目指して、さまざまな情報を提供する国のサイトです。
学校の先生
子ども支援員があなたを
応援してるよ!
生活保護では、福祉事務所が、誰と誰が同じ世帯にいるのかをしっかり確認したうえで、その確認した世帯を単位として、生活保護が適用されるのか、されないのか、適用される場合、いくら支給されるのかを決定しています。生活保護でいう世帯とは、分かりやすく言うと、同じ住居に住み、同じ財布で暮らしている(生計を一つにしている)人たちになります。
生活保護は世帯単位なので、家族全員の収入を申告する必要があります。その収入から、必要経費やさまざまな控除をした金額を収入として認定します。この収入認定額が変わったときは、その差額を調整して生活保護費が支給されます。
この収入には、高校生のアルバイト収入も含まれます。
例えば・・・
生活保護では、働いて得た収入がある場合には、生活保護費が減額されますが、高校生のアルバイト収入については、将来の目標のために充てる場合などには、生活保護費の計算上の収入から除いて、アルバイト収入を貯めておくことができます。
この取扱いは、どんな場合でも認められるものではなく、将来の計画を福祉事務所に認めてもらい、アルバイト収入を生活費などとは別に、きちんと貯金するなどの条件を満たす必要があります。
例えば・・・
専門学校や大学等に就学するために必要な経費(入学前に必要な受検料、入学金等に限る)
自動車運転免許等の就労に資する技能を修得する経費
就労や就学に伴い、直ちに転居の必要が見込まれる場合の転居に要する費用
国又は地方公共団体等による貸付資金の償還金
学習塾費 等
などに充てる場合
上記のような取扱いは、高校生のアルバイト収入のほか、
保護費のやり繰りによる預貯金
恵与金、貸付金
についてもできます。
重要!これらの取扱いをするためには、事前に福祉事務所の承認が必要です。
必ず福祉事務所のケースワーカーに相談してください。
生活保護は”世帯単位”が原則です。ただし、大学等に進学する場合は、”大学等を卒業するまでの間”は、自分だけは保護を受けずに親と一緒に暮らすことができます。
これを”世帯分離”とよんでいます。
※世帯分離とは、生活保護を受けている親やきょうだいと同じ家に住みながら「生活保護の対象から外れる」ということです。
上の図のように、”世帯分離”しても家族と離れて暮らす必要はありません。
☆世帯分離を受けた人は、アルバイトや奨学金などにより自分で生活費をまかなうほか、健康保険に加入する必要があります。
福祉事務所とは、福祉に関する事務所のことをいい、生活保護の事務も福祉事務所で行っています。福祉事務所は住んでいる地域ごと(各市、町村は郡部)にあります。
福祉事務所には、生活保護の事務を行うケースワーカーがいます。ケースワーカーは、生活保護を受けている人たちの相談にのったり、保護費の支給等を行ったり、それぞれの人に応じた自立に向けた支援を行います。
進路についても、ケースワーカーが相談にのることができるので、是非自分の担当のケースワーカーが誰なのか、家族や福祉事務所に聞いてみてください。
また、福祉事務所によっては、ケースワーカーのほかに、ケースワーカーと一緒に子どもやその保護者の支援を行う子ども支援員(呼び方は福祉事務所ごとに違うことがあります)という人もいます。
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部生活援護課です。