ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 旧ソ連抑留中死亡者遺骨伝達を行います
初期公開日:2025年3月19日更新日:2025年3月19日
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厚生労働省では、海外等で戦没された方々の御遺骨を収集し、DNA鑑定により戦没者の御遺骨の身元を特定して、都道府県を通じて御遺族のもとへ御遺骨を返還する事業(別紙(PDF:1,810KB))が行われています。
この度、旧ソ連抑留中死亡者埋葬地から帰還した御遺骨について、DNA鑑定の結果、身元が確認されましたので、次のとおり御遺族に御遺骨を伝達します。
(1)氏名 | 西 寶藏(にし ほうぞう)様 |
(2)生年月日 | 大正5年1月20日 |
(3)本籍 | 熊本県菊池郡大津町 |
(4)所属部隊 | 歩兵第247連隊 |
(5)階級 | 陸軍上等兵 |
(6)死亡年月日 | 昭和20年11月15日 |
(7)死亡場所 | ムリー地区第310収容所 |
(1)氏名 | 西 庸夫(にし つねお)様 |
(2)続柄 | 子 |
(1)日時 | 令和7年3月27日(木曜日)12時00分頃 |
(2)場所 | 御遺族の自宅(座間市内) |
(3)伝達者 | 神奈川県福祉子どもみらい局福祉部生活援護課長 |
(4)その他 |
取材を希望される場合は、別添様式(ワード:32KB)により前日の正午までに御連絡ください。 |
ロシア連邦ハバロフスク地方「第1収容所第2支部第310病院」埋葬地については、旧ソ連政府より提供された「抑留中死亡者名簿」に60名が登載されており、その埋葬図が提供されている。
旧ソ連政府等提供資料と厚生労働省保管資料を照合調査した結果、「西 寶藏」様が「第1収容所第2支部第310病院」埋葬地に埋葬されていることが確認できた。
平成28年9月4日から9月20日、平成29年7月4日から7月19日までの間、政府派遣の遺骨収集派遣団は当該埋葬地に埋葬されていた54柱の御遺骨を収容した。
上記(1)、(2)により、当該埋葬地から収容した御遺骨のうち、DNA鑑定用の検体が採取できた54柱とDNA鑑定を希望される御遺族との間で鑑定を実施したところ、平成28年9月7日に収容された御遺骨1柱から神奈川県在住の御遺族と親族関係が存在するとの結論が得られ、「西 寶藏」様の御遺骨と判明した。
【参考】本県における遺骨伝達実績(過去10か年)
年度 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
柱 | 3 | 1 | 3 | 2 | 5 | 2 | 2 | 2 | 1 | 0 | 21 |
(注記)令和6年度の遺骨伝達は今回で2柱目となる。
問合せ先
神奈川県福祉子どもみらい局
生活困窮者対策担当部長兼福祉部生活援護課長 垣中 電話045-210-4900
援護グループ 山口 電話045-210-4903
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部生活援護課です。