平成19年1月10日(水曜日)午後1時30分より4時まで、神奈川県庁本庁舎3階大会議場にて「CO2を削減する取組み」をテーマに「環境と共生する都市づくりを考えるフォーラム」を開催しました。
このフォーラムは、ツインシティ研究パートナー連絡会から、環境と共生する都市づくりを目指していくために役立つ先端技術や先進事例等を紹介し、広く環境と共生する都市づくりの促進を図ることを目的として開催しました。
このフォーラムは、ツインシティ研究パートナー連絡会から、環境と共生する都市づくりを目指していくために役立つ先端技術や先進事例等を紹介し、広く環境と共生する都市づくりの促進を図ることを目的として開催しました。
1 フォーラムの概要
テーマ CO2を削減する取組みについて 日時 平成19年1月10日(水曜日) 午後1時30分より4時 (開場は午後1時) 場所 神奈川県庁本庁舎3階大会議場 主催 ツインシティ研究パートナー連絡会 神奈川県 |
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あいさつ
神奈川県環境共生都市整備担当部長 斉藤猛夫 | (株)三菱地所設計都市環境計画部副部長 河合康之 氏 | ||
事例発表 (90分)
(1)「暮らしながらそっとエネルギー、”もったいない”をカタチに」 家庭における水まわりでの CO2排出を削減するエコ技術について 発表者 東陶機器株式会社商品企画推進部商品企画グループ 梶田卓司 氏 概要 国内のCO2排出量の約5%は、家庭からの水まわりより排出されていることに着目して、水まわりでの環境問題をテーマに、節水技術の活用により水の使用量を減らすことで結果的にCO2排出の削減を図ることについた発表 |
当日配布資料(PDF) | |
(2)「新日本石油における水素、燃料電池の取組状況」 CO2削減に向けた燃料電池の開発動向と フィールド試験の取組状況について 発表者 新日本石油株式会社FC・新商品事業本部FC事業部 FC開発グループ チーフスタッフ 南條 敦 氏 概要 従来の発電及び供給システムに比べ、CO2排出量が30から40%削減し、環境保全に貢献できる家庭用燃料電池(LPガス、灯油型)のメリットと業務用燃料電池のフィールド試験の取組状況について紹介をした後、今後の水素社会を見据えた水素の活用方法について、開発の方向を含めて発表。 |
当日配布資料(PDF) | |
(3)「都市のライフサイクル環境負荷解析」 建物のライフサイクルにわたる CO2削減の取組事例について 発表者 株式会社大林組東京本社地球環境室 企画提案グループ長 漆崎 昇 氏 概要 日本における建設活動が関与するCO2排出量の合計が全体の42.7%を占めている現状とその要因及びCO2排出量について紹介し、長期的な視野に立った都市開発や更新事業の環境負荷解析手法が求められている大阪中之島西部地区の解析事例を挙げながら、その対処方法について発表。 |
当日配布資料(PDF) | |
(4)「マイホーム発電の環境貢献性」 家庭用省エネとCO2削減の検討について 発表者 東京ガス株式会社リビング開発事業部 マイホーム発電プロジェクトグループ企画・支援チーム チームリーダー課長 古後康之 氏 概要 世界中で日本が4.9%の排出量を占めいていることを説明し、燃料における都市ガスのCO2の少なさを活用したマイホーム発電による「快適な家庭生活」(家庭用部門のCO2削減)にフォーカスを当てながら、その環境貢献性について発表。 |
当日配布資料(PDF) | |
(5)「温暖化対策は待ったなし!」 地球温暖化の現状と課題について 発表者 神奈川県環境計画課 課長 高久道男 氏 概要 地球温暖化の現状について世界で実際に起こっている事例を挙げ、CO2削減に向けた取組の必要性を説明した後、神奈川県の温暖化対策の現状と取組を紹介。その後、家庭部門とオフィスビル等における省CO2対策について発表。 |
当日配布資料(PDF) | |
テーマ 「都市づくりのCO2削減を考える」
コーディネーター 神奈川県環境共生都市整備担当課長 平野浩一
パネラー 事例発表者(5名)
概要(●:コーディネーター、○:パネラー) | ||
1998年以降、家庭のCO2排出量が増えている原因として考えれるものは? 家庭での待機電力も含めた電気使用量が考えられます。 基本的に使うエネルギー使用量が増えており、世帯数も増えていることが考えられます。 今後まちづくりを進めるにあたり、様々な分野の取組をどのように組み合わせをしたら良いと考えますか。 燃料電池とマイクログリッド等の実験等を行い社会実証しつつ、段々と広めていくような取組が必要ではないかと考えます。 社会的に省エネ、省CO2等に関する環境活動(教育活動等)の取組を教えて下さい。 将来を担う子供たちへのPRを実施したり、燃料電池を小学校に導入してPRを図る取組をしています。 新聞等と共同してPRを行いながら、小学校で環境教育を行っています。 都市づくりにおけるCO2削減の取組について取りまとめてお願いします。 生活に非常に密着した商品を扱っており、家庭でのCO2排出量が増加している今、商品の研究等をより一層進め、普及をさせていかなければならないと思います。 家庭用燃料電池の普及を踏まえ今後の開発を促進すると共に、その先のCO2削減を、水素社会を目指した社会・まちづくり等への実証を踏まえながら、水素社会への取組を加速していきたいと思います。 省エネの建築を提供していく立場から、長いライフサイクルの中で省エネを追求していけるような商品の提供をしていきたいと思います。 環境系のPRというものをもっと工夫して、様々な形で、とりわけ企業だけということではなく実施していかなければならないと思います。 水の供給はオンライン、オフライン両方ありますが、特にオフラインのシステム構築ができれば、それを公共施設等に活用したりすることは、今後大切なことであると思います。 |
展示コーナー
ツインシティ研究パートナー連絡会構成企業等、行政のパネルやパンフレット等を展示
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