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更新日:2020年4月30日
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平成12年3月に策定された「県央・湘南都市圏整備基本方針」について紹介します。
都市圏の目標とする将来像と、都市圏整備の基本方向を示し、長期的、総合的な視点から都市圏の整備を展開することを目的としています。
地域の長年の夢である東海道新幹線新駅とリニア中央新幹線停車駅を誘致することにより、全国や首都圏との交流連携の窓口となる南北2つの「ゲート」を形成します。
このゲートを核に自然空間との共生を図る土地利用や環境負荷の少ない都市基盤整備を展開し、環境共生の「モデル都市」を整備します。
モデル都市と広域的中心性を有する業務核都市等とが連携して、東京都心部からの諸機能の誘導や新たな機能立地を推進するとともに、広範な地域を対象とする質の高い教育、文化、医療等の高次都市機能等の充実を推進します。
これにより、首都圏の諸機能の受け皿及び新たな活動が生まれる場となる「厚木広域連携拠点」及び「相模原・町田広域連携拠点」を育成・整備します。
広域連携拠点、地域の拠点、かながわ都市マスタープランの広域拠点等の整備、各市町村の環境共生型の都市づくりを通じ、都市間相互の連携を強化し、1つの都市では実現できない広域の循環型社会システムを備えた「環境と共生する都市圏」を形成します。
2つのゲートをつなぐ南北方向の交通・情報軸であるさがみ縦貫道路(圏央道)、JR相模線などの整備・強化を進めるとともに、周辺都市とのネットワーク化を図る国道246号バイパスなどの整備を推進し、都市圏の一体性と利便性の向上、新たな活力の創造をめざす「ネットワーク型の都市圏」を形成します。
<ネットワーク型都市圏形成の概念図>
防災、環境、景観、交流、バリアフリー等に配慮した環境と共生する都市づくりを展開することにより、特色ある地域づくりを図るとともに、長期ビジョンの下に都市圏の活性化につながる地域の交流連携を支える社会資本の整備を戦略的に展開していきます。
これらの施策展開が、総合的かつ効果的に進めることができるよう、都市が担う「交流基盤」、「産業基盤」、「生活基盤」の3つの側面から、施策展開の基本方針を定めています。
東海道新幹線新駅の誘致やJR相模線の複線化の促進、さがみ縦貫道路等の整備を進めることにより、都市圏内の各都市とツインシティや新たな産業研究拠点等との交流と連携を実現するネットワーク型の都市圏形成をめざします。
都市圏の将来像の実現に向けて、地域への影響や事業の進め方に配慮をしながら、東海道新幹線新駅誘致地区を中心として環境と共生する都市づくりのモデルをめざすツインシティの形成に重点的に取り組みます。
このツインシティでは、相模川等の豊かな自然環境を生かした都市づくり、福祉や防災に配慮した都市づくり、地域の農業生産活動と連携した都市づくりを展開するとともに、環境負荷の少ない都市基盤整備に取り組みます。
都市圏全体では、誘導指針による環境と共生する都市づくり、マルチメディアを核とした産業の振興、環境と共生する産業・プロジェクトの促進、クリーンエネルギーの計画的導入、下水道資源の有効活用、さがみグリーンラインの整備等を進めることにより、持続可能な社会を支える環境と共生する都市圏の形成をめざします。
整備推進グループ
電話 045-210-6033
ファクシミリ 045-210-8879
このページの所管所属は県土整備局 都市部環境共生都市課です。