更新日:2024年6月12日

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特徴・生息する魚たち

小田原漁港が面する海の特徴

(相模湾の海底地形図:神奈川県水産技術センター相模湾試験場提供)

特徴

 小田原漁港が面している相模湾は、富山湾、駿河湾とともに日本3大深湾と呼ばれており、深いところで1000m以上の水深があります。特に、小田原以西の相模湾は岸から少し離れると急に深くなるという特徴があります。このため、海岸近くでも漁をするのに十分な水深があり、わざわざ遠出をせずとも港から3、40分程度の近場で漁をすることができます。また、獲った魚も新鮮な状態のまま港に運ぶことができるので、朝4時から5時頃に水揚された魚も、その日の朝6時頃には魚市場で競りにかけることができます。

相模湾の地形図

生息する魚たち

 相模湾は、開放的な湾であり、沖合を流れる黒潮の影響を大きく受けます。黒潮に乗ってアジやサバ、イワシ、カツオ、マグロなど回遊性魚類が湾内に来遊します。

 また、水深200mより深い海域が多く、スミヤキやアンコウ、オシツケ、キンメダイといった深海性の魚が生息しています。

 さらに沿岸部の岩礁地帯には、サザエ、イセエビ、ワカメといった磯根資源が生息しています。

 そんな相模湾では日本で獲れる魚、約4,000種のうち約1,300種の魚が獲れ、そのうち約300種が食べることができる魚です。

主な魚介類

マアジ、ゴマサバ、マサバ、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシ、ヤマトカマス(ミズカマス)、アカカマス(ネイラカマス)、ブリ(イナダ、ワラサ)、ヒラマサ、カンパチ(ショウゴ)、クロマグロ(メジ)、キハダ(キメジ)、カツオ、ヒラソウダ、マルソウダ、サワラ(サゴシ)、トビウオ、シイラ、カイワリ(カクアジ)、シロサバフグ、アカヤガラ、マンボウ、ボラ、マダイ、ハナダイ、メイチダイ、イサキ、カワハギ、ウマヅラハギ、ウスバハギ(シロウマ)、イシダイ、ホウボウ、アカアマダイ、シロアマダイ、マゴチ、スズキ、タチウオ、マトウダイ、イボダイ、カサゴ、スルメイカ、アオリイカ、ヤリイカ、ケンサキイカ(アカイカ)

クロシビカマス(スミヤキ)、クロタチカマス(ナガスミヤキ)、キアンコウ、アブラボウズ(オシツケ)、キンメダイ、アカムツ、クロムツ、オニカサゴ、イズカサゴ、アラ、ホタルイカ、サクラエビ、アカザエビ

イセエビ、サザエ、ワカメ

 

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