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更新日:2024年12月10日
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障がい者雇用の事例を紹介しています。
住所:横浜市泉区上飯田町2509
事業内容:自動販売機器の設置及び整備業務他
常用雇用労働者数※:51人(令和3年6月1日時点)
※ 常用雇用労働者数とは、1週間の所定労働時間が30時間以上の方の数と1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満の方の数を0.5倍した数を合算した数をいいます。(いずれも1年を超えて雇用される見込みがあることまたは1年を超えて雇用されていることが必要です。)
A1 障害者雇用促進センターの訪問をきっかけに、障がい者に接した経験がない従業員が多かったため、出前講座※を受講しました。障がい者雇用の必要性など法律上の説明を受け、当社でも障がい者雇用に取り組んでいくことにしました。
※ 障害者雇用促進センターが行う障がい特性の理解や合理的配慮等に関する講座のこと
A2 障がいのある方ができることについて、なんとなくわかっていましたので、当社の業務ニーズと障がいのある方の求職ニーズが合えば良いなと思って就労支援機関見学をしました。実際に2か所の支援機関で作業の様子を見学してみて、「当社の仕事ができそうな人はいる」と思いました。その後、就労支援機関の職員向けと利用者向けの企業見学会をそれぞれ行いました。そして、希望のあった方には職場体験実習をしていただきました。実習を受け入れて、できることや仕事ぶりが確認できたので、安心して障がい者雇用することができました。
A3 当初は、支援機関の方からよく連絡をいただいていましたし、こちらからも連絡をしました。たまには支援機関の方と会って話したりもして、ご本人の状況について情報共有ができました。
A4 指導担当者である部長が不在時には、メモを残したり、他の人に聞けばわかる(教えてもらえる)体制にして、(コミュニケーションをとるのが苦手な本人が)困らないように配慮していることも定着している理由だと思います。また、仕事内容が変更になる場合には、事前に伝えています。本人からはお休み等の連絡も事前にしてくれています。お互いの予定を事前に共有することで、見通しが立ち、本人が仕事をスムーズに進めることができています。
A5 雇用当初は「障がい者」ということで、従業員も気を使っていたと思いますが、真面目な働きぶりを見て、現在は仲間として自然体で接しており、特別な変化はありません。
(左:部長 横江一義さん 右:代表取締役 社長 渡辺初雄さん)
「障がい者」というと、構えてしまうことがあるかもしれませんが、仲間として柔らかく包んで受け入れることができれば、充分に戦力として期待できます。経営者は障がいのある方が戦力として働くことができるように、どのような業務が向いているのか、どのような方法が向いているのかを理解し、その人に合った仕事を提供するための選択肢を用意しておくことが大事です。お互いにwin-winの関係でやっていけたら良いと思っています。そして、ずっと働いてもらえたらうれしく思います。
(Aさん)
自動販売機の部品の解体、洗浄、組み立てを行っています。この業務に興味を持ったきっかけは、就労支援事業所の方からの、この仕事は私に「あっている」というアドバイスでした。「やりたいこと」と「向いていること」は少し違っているところがあり、自分にはわからなかったので、向いていることをアドバイスしてもらえて、興味を持つことができました。私は障がいを周囲にオープンにして働いています。障がいのため、同じことを何度も聞くことがありますが、皆、嫌がらずに何度でも対応してくれます。また、コミュニケーションが苦手ですが、そのことも含めて、理解して受け入れてくれています。障がいをオープンにした方が自分に合った配慮を受けやすくなるので、働きやすくなると感じます。仕事面ではできることを徐々に増やし、スキルアップをしています。この会社はとても雰囲気がよくて、パートの方も含めて、皆が大事にされていると感じます。これからも、できるだけ長く、勤めたいと思っています。
このページの所管所属は 障害者雇用促進センターです。