更新日:2024年12月10日
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障がい者雇用の事例を紹介しています。
住所:横浜市中区富士見町3-2
事業内容:産業機械器具の販売等
常用雇用労働者数※: 254人(令和5年6月1日時点)
※常用雇用労働者数とは、1週間の所定労働時間が30時間以上の方の数と1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満の方の数を0.5倍した数を合算した数をいいます。(いずれも1年を超えて雇用される見込みがあることまたは1年を超えて雇用されていることが必要です。)
A1 20年程前に三菱電機のグループ会社として障がい者雇用の推進を行っていくことになり、ハローワークに相談し合同面接会に参加することになったことからですが、入社後に社員が障がい者手帳を取得したこともあります。
A2 管理部業務課での書類の管理や各担当のアシスタント業務、総務課での郵便関係業務、防災備品管理や保険のとりまとめなどの庶務及び管理業務を担当しています。
A3 知識は主にインターネットなどで調べて得ています。加えて、リワーク支援の際には、主治医と面談して本人の状態把握および配慮について伺いました。
A4 Aさんは元々営業職でしたが、このまま同じ職務は難しいということから、外出しなくてもできるもの、お客様に会わなくて良いもの、一人でできるもの、厳しい期限に縛られていないものなどを考慮して、休んでも他の方が対応可能な職務を創り出すことができる管理業務へ移っていただくことにしました。そして出社されてからも、ご本人と確認のうえ、できる職務から始めて、徐々に内容を増やしていきました。
また、雇用を維持できている理由については、もともと離職の少ない職場であること、そして、一緒に働いている社員はご本人の休職前のとても辛そうな姿を見ており、出社できることだけでも良かったという思いで、温かく迎え入れているからです。そのため、「無理をさせない」ということにも理解を示し、自然に配慮しています。会社としても、どのようにしていけば正社員としての雇用を維持できるのか、社員の生活を守ることができるのかということを考えておりますので、正社員としての雇用形態を変えるという選択には至りませんでした。
A5 障がい者ということではなく、その方に合った職務を少しずつ出来るようにという考えでこれからも取り組んでいきたいと思います。受入れ場所としては、管理部門での雇用を考えています
(代表取締役副社長 土屋敦彦さん)
障がいのあるなしではなく、心のバリアをなくし、一緒に働く仲間として受入れ、認め合うことで、その人に合った様々な活躍の場を提供することができます。社員皆が明るく生き生きと働くことができるような環境であれば、辞めずに働き続けていただけると思います。
(Bさん)
ハローワークの合同面接会に参加し、他社と比較して通勤環境や労働条件が良かったためこちらに就職しました。
私は視覚障がい者ですが、外見では障がい者と気づかれず、苦慮することも多々あります。会社では障がい者であることを隠さず、敢えて伝えるようにしています。これにより周囲の方々からは差別されることなく、逆に支援を頂きながら仕事をすることができるようになりました。
私が言えることは、自分の障がいを負い目に感じず、まずは周囲に理解してもらうこと。これが大切だと思います。自信を持って長く働ける環境、ここで働いていて良かったと思える会社に、きっと出会うことができると思います。
このページの所管所属は 障害者雇用促進センターです。