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更新日:2024年8月27日

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「さがみロボット産業特区」で開発を支援したロボットが商品化されます!
-令和4年度「公募型ロボット実証実験支援事業」-

2024年08月27日
記者発表資料
(県政・相模原記者クラブ、相模原市同時発表)

県では、「さがみロボット産業特区」の取組により、生活支援ロボットの実用化・普及を通じた地域の安全・安心の実現を目指しています。
このたび、令和4年度「公募型ロボット実証実験支援事業」で支援した車椅子ロボット「movBot(R)Office」の販売が本日から開始されましたので、お知らせします。

「movBot(R)Office」(ムーボット オフィス)

製品の概要

 「movBot(R)Office」は、歩行に困難を抱える方がオフィス環境で効率的に働けるように設計された革新的な車椅子ロボットです。従来の車椅子では難しかった動きが可能になったことで、下肢障がいのある方の雇用機会が大幅に広がります。

 

1 メカナムホイールで、横にも斜めにも動く車椅子

 全方向に自由自在に動ける特別なメカナムホイール(全方向車輪)を採用することで、真横にも斜めにも、4つの車輪の内側の何処を中心軸としても回転できます。まるで「魔法の絨毯」に乗っているかのように移動できます。

 狭い通路や机の間をスムーズに移動できるため、従来の車椅子が必要とする広いスペースを確保しなくても、車椅子使用者の雇用機会を創出することができます。

 

2 座面を高くでき、下肢障がい者による業務が容易に

 座面の高さを最大80cm(身長約180cmの目線)上昇でき、書類を取る・棚からのピッキングなど、従来の車椅子では難しかった「高い場所にある物を取る」作業が可能になります。これにより、車椅子利用者が活躍できる業務が大幅に広がります。

 また、デパートなどに設置いただくことで、高い棚の商品を見て、触って、自由に買い物を楽しむことができるようになります。

 

3 「自動運転」で生まれる新たな利用価値

 本車椅子にはAIが搭載されており、障害物を避けながら設定された目的地まで自動で移動します。倉庫内を効率的に巡回して高い棚の物をピッキングするなど、障がいのない方にとっても最短距離で効率的な作業が実現できます。

 さらにイベントや展示会での活用など、自動運転と車椅子を組み合わせた新しい利用価値が見込まれています。

ロボット1

ロボット2

(画像提供:実証実験協力先 株式会社サンリツ)

(注記)本画像の実証実験は、令和5年度に、相模原市の起業家育成プログラム「相模原アクセラレーションプログラム(シード編)〜Well-being in SAP2023〜」において、実証に向けた計画策定や調整等の支援を受け実施しました。

販売者

アクセスエンジニアリング株式会社

(神奈川県相模原市中央区田名7361-23)

取締役会長 中村賢一

メールアドレス movbot@access-eng.com

電話 042-785-2541

販売価格 980,000円(税抜き)
特区での支援内容

令和4年度「公募型ロボット実証実験支援事業」において、自律走行や座席昇降時の問題点を検証する実証実験を支援しました。

実証実験を通じて得られた知見が実用化に役立てられています。

 

問合せ先

神奈川県産業労働局産業部産業振興課

課長 髙橋

電話 045-210-5630

さがみロボット産業特区グループ 星野

電話 045-210-5650

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は産業労働局 産業部産業振興課です。