餌付け防止のお願い
野生動物は、本来厳しい自然環境の中で自ら餌を得て暮らしています。しかし、餌付けなどにより簡単に餌を得る方法を学ぶと、人の食べ物の味を覚え、これらに依存するようになります。
意図的に与える餌もそうですが、放置された農作物や生ゴミも意図的ではない餌付け行為となります。
さらにこのことは、野生動物が人を恐れなくなったり、栄養たっぷりの餌を食べて繁殖力が上がり生息数が増えることで、様々な被害を発生させる原因にもなります。
県内の野生動物による被害状況
本県では、野生動物による農作物被害、生活・人身被害などが多数発生し、大変深刻な問題となっています。
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シカ、サル、イノシシなどが畑を荒らす。
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サルが人を威嚇したり、持っている食べ物を奪う。
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ハトがフンをして施設や道路を汚す。
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カラスがゴミを荒らす。
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トビがお弁当を奪う。
など、これらの被害の原因は「餌付け」であることがほとんどです。
餌を求めてサルが人家へ侵入する被害
イノシシによる畑周辺の掘り起こし被害
野生動物による被害を減らすために
県や市町村では、野生動物による被害を軽減・解消するために様々な取組みを行っています。
さらに、皆さんのちょっとした心がけで被害を減すことがきます。
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野生動物に絶対に食べ物を与えない!
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人家周辺やキャンプ場などに生ゴミを放置しない。地域のルールを守り適切に管理する!
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田畑の農作物は収穫時期に達したら早めに収穫し、収穫しない農作物を田畑に放置しない!
ご協力をお願いします。
参考:目指せ!イノシシが来ない・増えない地域(PDF:2,423KB)