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更新日:2024年10月7日
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県内でけがや病気の野生鳥獣を見つけた際の対応について記載しています
県内の保護施設|受け入れできない動物|こんなときは?Q&A|保護された鳥獣から分かること
神奈川県内には、けがや病気の野生動物を保護する4つの公立施設があります。
また、一部の民間動物病院でも一時的な治療等を行っている場合があります。
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都市化が進む神奈川県では、人と野生動物のあつれきからケガや病気で保護され保護施設に運ばれる野生動物が増えており、施設は保護された動物でいっぱいです。
また、気軽に与えたエサやゴミ捨て場の生ゴミなどを食べるドバトやカラス(ハシブトガラス・ハシボソガラス)は各地で増殖し、人の暮らしや他の野生動物の生存にいろいろな悪影響を与えています。
このようなことから、原則としてドバトとカラス(ハシブトガラス・ハシボソガラス)は受け入れをしていません。
アライグマ |
タイワンリス |
ガビチョウ |
ソウシチョウ |
ハクビシン |
アライグマ、タイワンリス、ガビチョウ、ソウシチョウ等の特定外来生物※をはじめ、ハクビシン等の外来生物は受け入れをしていません。
※特定外来生物:生態系、人の生命・身体等に被害を及ぼす(またはそのおそれがある)外来生物として国が指定した種
大型ほ乳類(シカ、カモシカ、サル、イノシシ、クマ)、海棲ほ乳類、逃げ出したペット等は受け入れをしていません。
A.1 けがや病気の野生動物を見つけた場合も手を出さないことが基本ですが、県内の保護施設にあらかじめ電話でご相談の上、持ち込んでいただければ、保護・収容できる場合があります。保護施設との相談の結果、持ち込みをすることになった場合は、人間もけがをしないように慎重に段ボール箱などに保護し、持ち込んで下さい。保護施設から引き取りには行けません。
A.2 けがや病気の野生動物を見つけた場合も手を出さないことが基本です。特に、野鳥のヒナは、巣から出たあとすぐには上手に飛べず、巣の近くで親からエサをもらって飛ぶ練習をします。こうしたヒナを巣立ちヒナといい、練習中には地面におりてしまうこともありますが、普通のことですので保護する必要はありません。また、ヘビに食べられていた鳥、タカに襲われた鳥なども保護する必要はありません。人間が野生動物をむやみに保護することは、自然の営みを妨げることになります。
A.3 気軽に与えたエサやゴミ捨て場の生ゴミなどを食べるため、ドバトやカラス(ハシブトガラス、ハシボソガラス)が各地で増殖し、人の暮らしや他の野生動物に悪影響を与えています。また、都市化が進む神奈川県では、人と野生動物のあつれきからケガや病気で保護され保護施設に運ばれる野生動物が増えており、施設は保護された動物でいっぱいです。こうしたことから原則としてドバトとカラスは受け入れておりません。
A.4 生態系、人の生命・身体等に被害を及ぼす(またはそのおそれがある)外来生物として国が指定した種(特定外来生物。県内で野生化した鳥獣では、アライグマ、タイワンリス、ガビチョウ、ソウシチョウが該当。)は保護施設では受け入れていません。また、特定外来生物を持って帰ることはできません。
A.5 巣立ちヒナの場合は、近くに親がいますので、そのままそっとしておきましょう。どうしても移動する必要がある場合は、親鳥が探せるよう鳴き声が聞こえるくらいの範囲で安全そうな場所に動かしましょう。それ以外の場合は、近くの雑木林や草原等の自然が残された場所に、そっと放しておきましょう。
A.6 次の点に注意して下さい。
県内の保護施設では、受付時に保護した方に神奈川県傷病鳥獣保護記録票(PDF)への記入をお願いしています。
この記録票には、鳥獣の種類、保護場所、保護時の状況、傷や病気の状況、保護原因(傷病の原因)などが記録できるようになっており、情報が蓄積されています。こうした保護された鳥獣の記録や残念ながら死亡してしまった個体は、野生鳥獣の保護の研究に使われるなどして、野生鳥獣の保護に活用されています。ご協力をお願いします。
県内の保護施設や一部の民間動物病院等で受入れ等を行った実績について公開しています。
救護実績(平成30年度~令和4年度分)(エクセル:392KB)
※県内の保護施設のうち自然環境保全センターでの救護実績については次のページでも掲載しています。
このページの所管所属は環境農政局 緑政部自然環境保全課です。