更新日:2024年2月14日

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令和4年度青少年の健全育成を進める県民大会

令和4年度青少年の健全育成を進める県民大会開催結果について

  1.  日時 令和5年1月21日(土曜日)13時から16時
  2.  場所 麻生市民館(川崎市麻生区万福寺1年5月2日
  3.  主催 かながわ青少年社会環境健全化推進会議、神奈川県子ども・青少年みらい本部、川崎市
  4.  テーマ 青少年のために、今できること~ポストコロナ時代の地域支援~
  5.  参加者 259人

基調講演

テーマ「ポストコロナ時代の地域支援」

講師:柴田 彩千子氏(東京学芸大学教育学部准教授 博士(教育学))

R4県民大会基調講演写真


 【基調講演の概要】

 子どもを支援する「大人」には「保護者」や「教師」のような、直接指導、監督するような「縦の関係」だけでなく、子どもを評価せず、利害関係のない「ナナメの関係」にある大人が必要。

 学校における教員だけでなく、地域の多様な専門性を持つ支援者によるチームとして支援にあたることが必要である。

 子どもを支援することは、支援する大人にとってもそこで学び、成長できるというメリットがある。PTA活動をきっかけとして人的ネットワークや実務スキルを得て地域支援者として活躍された方々の事例を紹介し、ポストコロナ時代の地域支援には、子どもの居場所と、気軽に相談できる大人の支援者を増やすこと、またそのためには大人が活動しやすい社会にライフチェンジしていく視点と、共働きやひとり親の保護者も地域活動に参加しやすい仕組みづくりが求められている。

【参考】講演資料「ポストコロナ時代の地域支援」(写真データ削除)(PDF:1,759KB)

 

 

パネルディスカッションR4パネルディスカッション写真

テーマ「これからの子どもの居場所づくりと地域の関わり」

コーディネーター

  • 柴田 彩千子氏(東京学芸大学教育学部准教授 博士(教育学))

パネリスト

  • 川島 高之氏(NPO法人ファザーリング・ジャパン理事)
  • 米田 佐知子氏(子どもの未来サポートオフィス代表)
  • 青少年パネリスト 県立新城高等学校在校生2名

パネルディスカッションの概要

 子どもの居場所作りや地域による青少年支援について事例紹介や意見交換が行われた。

【パネリストの発言】

川島 高之氏

子どものPTAに関わったことをきっかけとして、超多忙な学校・教員を支える役割として機能するよう、参加者を増やすためのPTAの改革を行った事例や、部下が地域活動に参画しやすい職場づくりへの意識改革として「イクボス」を提言してきた事例を紹介。

子どもとの関わりの中で大事なのは子どもを「子ども扱い」しないこと。答えは子どもの中にあることを意識し、大人はそれを傾聴する姿勢が大切である。

【参考】事例・活動紹介スライド資料(PDF:518KB)

 

米田 佐知子氏

馴染みや知り合いのいない地での子育て経験から、子育て支援の活動を開始した経験を紹介。

「居場所」として、公的支援とは別に、出入り自由なゆるいつながりの選択肢があることが理想。子ども食堂は、食を通じたゆるいつながり方としてとても有効。

「居場所」は物理的な身の置き所のほか、精神的な居場所として所属意識や役割を持つことも大事。居場所というと、場やイベントなど空間や機会を作ることを考えがちであるが、実は人と人との関係の中にある。
大人自身が変わり、積極的に声をかけ、人との関わりの楽しさを伝えてほしい。

【参考】事例・活動紹介スライド資料(PDF:1,063KB)

青少年パネリスト

自分自身は、居場所がないと感じたことはない。
普段、大人と関わる場面はほとんど家と学校でしかない。地域での活動もあまり参加していない。

居心地の良い場所は人それぞれの感じ方が異なると思うので、いろいろな種類から選べるとよい。

自分にも教えられることや、役に立っている実感を得られると自分の居場所にもなる。

 

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